現在問題になっているものも多い「ブラック校則」。下着の魔法使いとして活動している筆者の元にも、下着に関するブラック校則で悩んでいる人の声もたくさん届いています。
中でも問題視されるのが「下着は白色」というもの。一見「別に普通では?学生らしくしないといけないんだから当たり前」ともとらえられそうな校則ですが、実はこれだと困ってしまう理由があります。
今回はそんな下着にまつわるブラック校則について、元下着販売員の目線でお話しします。
白の下着は透けやすい
白色が多い学生の制服ですが、実は白のお洋服の下に白い肌着を着用するととても透けやすく、浮き上がって見えてしまいます。
白い下着の上に白い洋服を着たら、透けてしまっています
「白=透けにくい」と思っている人もまだまだ多いのですが、実は透けやすいので周りから見れば白の下着を着用していることがすぐにわかってしまいます。
学生を守るためでもある校則なのに下着を透けさせるのはどうなんだろうと、販売員だった当時、感じていました。
白い下着だと、「透けるのが恥ずかしい」「人の目が気になる」という学生さんも少なくありません。
実際、“学生時代に「下着は白」という校則があった”という人を対象に筆者がアンケートをとったところ、「透けるのが困る」という答えがダントツで多かったです。
白の下着を揃えるのは、高価だし探すのが大変
校則では「ワンポイントがOK」もあれば、「真っ白でないとダメだ」という現代にそぐわない校則もあるようです。校則が作られた頃は、装飾が少ない白の下着が多かったかもしれませんが、現在の下着屋さんに行ってみると分かる通り、真っ白の下着を探す方が難しいのが現状です。
私が販売員だった時代、久しぶりに真っ白のブラジャーが店頭に出た時は「子どもの通う学校の校則が白だけど何店舗探してもなかった」と、お子さんのサイズを全て購入されたお客もいるくらい、探すのが大変です。