名前に使用する漢字として人気を集めている「真」。「真」にはどのような意味があり、由来はどうなっているのか知っておくことで子供の名前を考える役に立ちます。漢字の詳細や「真」を使った人気の名前をご紹介するので、参考になさってください。
【真】の漢字について
「真」は子供の名前をつけるときに使われることが多い漢字の1つ。子供に名前をつける場合は、その漢字が持つ意味や画数などをきちんとチェックしておくことが大切です。どのような由来があり、どういった意味を持つのかによって漢字の使い方は変わります。
まずは真の画数や意味、由来についてチェックしていきましょう。意味や由来から子供の名前につけるのにふさわしい漢字であるかを判断してみてください。
読み方
真は音読みだと「シン」、訓読みの場合は「マコト」「マ」と読みます。また、名前として真を使うときは「ナオ」「チカ」「マサ」「マナ」「ミチ」「モト」「サダ」「アツ」といった読み方があり、さまざまなパターンの名前に使えると言えるでしょう。
男の子と女の子、それぞれに取り入れやすい漢字であることから多くの人が真を名前につけるようです。組み合わせる漢字によっても読み方が変わってくるので真との相性を見て決めてみてください。
画数
真の画数は10。姓名判断において10画は極端に変化することを示しています。急な移転や転職といったことが多いとされているため、運気が上がっているときにきちんと心構えをしてチャンスを掴むことが大切。
極端な方向へ行く人柄へなりやすいことから周囲の評価が二分しやすいかもしれません。しかし、思い切りの良さが幸運を導くとも考えられています。
由来
本来、真は「眞」と書かれていました。下の方にある「県」は底が深い器、上の方にある「匕」はスプーンという意味。スプーンを使って器に料理を盛り付け、空の状態ではないことを表しています。
空=仮と捉えられ、「仮の状態ではない」=「本当のこと」と意味が変化し、「真」は偽りのない真実を表す言葉になります。また偽りがない状態は本来の姿であることから真は本質を表す漢字としても使われるようになりました。
意味
真の意味は、「嘘偽りがないこと」や「素のまま」といった意味があります。嘘で飾り立てるのではなく自然な状態で相手と接することができる状態を表していると言えるでしょう。真は誠実さの表れであり、子供の名前につけるのに最適な漢字と言えます。
また「真」と「眞」は同じ意味であり、どちらも名前として使うことができるのでどちらが良いか検討してみましょう。画数も同じく10なので全体の雰囲気で選んでみると良いのではないでしょうか。
イメージ
「誠実さ」や「偽りがない」などが真の主なイメージ。嘘をつくことがなく誰に対しても正直に接することができる人のことを真という漢字で表すことも多いのではないでしょうか。真には真面目に勉学や仕事に邁進するというイメージもあります。
素のままの状態という真の意味から、純粋で天真爛漫というイメージを抱く場合も。子供の名前につけるのにふさわしいイメージが真にはあると言えます。
【真】に込められる想いとは
子供に名前をつけるときは「こんな人になってほしい」という気持ちを込める親がほとんどではないでしょうか。真にはどのような気持ちが込められるのか詳しくチェックしていきましょう。自分が思う理想像に近い漢字を名前に取り入れてみてください。
純粋でまっすぐな心を持って育ってほしい
真という漢字は純粋というイメージがあることから、「まっすぐな心を持って育ってほしい」という気持ちを込めたいときにぴったり。何事に対しても一途に頑張って行くことができる人に成長してほしい場合にこうした名前をつけてみてはいかがですか。
誠実な人に育ってほしい
真には嘘偽りがないという意味もあります。誰に対しても誠実に接することができる人に育ってほしい場合にも真を子供の名前に入れてみましょう。信頼を得るためには嘘をつかない誠実さが大切。そうした心を最初から持っている人になるように願いを込めてみてください。
本質を見極められる人になってほしい
真は素のままという意味があることから、物事の本質を表す漢字としても知られています。そんな真を名前につけることで「本質を見極められる人になってほしい」という気持ちを込められるのではないでしょうか。
見かけに騙されてばかりでは、本質を見極めることはできません。どういった着眼点で物事を見れば良いのか理解し、どのような時も本質を見極めて取捨選択ができる人に育てば良い人生が切り開けるはずです。真にそんな願いを託して名前をつけてみてはどうですか?