群馬県安中市の山間にある「群馬フラワーハイランド」は、1月からGWまで花々を見られる楽園です。群馬フラワーハイランドの魅力と季節とともに彩りを変える美しい花々そして、春先に楽しめる近くのオススメスポットもご紹介します。
安中市の山間にある、花の楽園「群馬フラワーハイランド」
群馬フラワーハイランドは、群馬県西部に位置する安中市を流れる秋間川沿いにあります。標高はそれほど高くはありませんが、周辺には山々が広がる丘陵地です。
開花期間中には、およそ1万5,000haの広大な敷地に美しい花が咲き誇ります。遊歩道が整備されているので、自然を感じながらのんびり歩けますよ。
群馬フラワーハイランド誕生秘話
群馬フラワーハイランドは公共の公園ではなく、山いっぱいに花を咲かせたいという夢が詰まった個人が運営する植物園です。
今からおよそ50年前、当時僻地だった場所を農作業の合間を縫ってオーナーが1人で整備を行いました。そして3年もの歳月をかけて、開墾に成功。その後10年間をかけて北海道から九州まで日本全国の観光地や庭園、植物園などを巡り歩き、花の知識や生育条件などを自分の目で見て学んだのだそうです。
並々ならぬ苦労を乗り越え、群馬フラワーハイランドは昭和40年に開園。現在は多くの見物客や写真家が美しい花を堪能しに足を運ぶ人気のスポットとなったのです。
楽園で見られる花々
冬の代表的な花といえば、寒紅梅。1月から3月下旬までの間、およそ600本の寒紅梅が見られます。2月には、黄色くはかないロウ梅が姿を見せてくれます。寒紅梅とのコラボレーションも楽しめますよ。
3月に入ると、岩つつじや水仙が見頃を迎え、4月中旬ごろまで園内を彩ります。また白梅や紅梅も3月中旬ごろまで見られますよ。
4月には、しだれ桜やしだれ桃、レンギョウ、雪やなぎ、さらには3万本のクルメつつじが園内一面を彩ります。つつじが見頃を迎える4月中旬からおよそ1か月ほどの間、例年「秋間つつじまつり」が開催され、多くの人が足を運びます。ゴールデンウイークを迎える頃には、八重桜やふじ、シャクナゲも姿を見せてくれます。
季節ごとに様々な花が楽しめるので、何度も見頃に足を運びたくなるスポットです。