去る3月6日、『DRESS』では「国際女性デー」にちなんだZoomオンラインイベントを開催いたしました。“自分らしく生きる女性を応援したい”「DRESSオンラインコミュニティ」のスペシャルイベントです! 今回ゲストに迎えたのは、川崎貴子さん、宮中清貴さん、臼井由妃さんの3名。充実したひとときの模様をレポートします。

■すべての女性が自分らしく輝き“HAPPY”な人生を送るために!

自分らしく生きる女性を応援したい、活躍の場を提供したい、新しい出会いのきっかけの場を作りたいということを目的にほぼ週1ペースで開催している「DRESSオンラインコミュニティ」イベント。

今回は、3月8日の「国際女性デー」に際して、3時間にわたりオンラインイベントを実施しました。ご登壇いただいたのは、ビジネス界でも活躍し、自身の生き方や考え方を発信するための書籍も出されている3名の方です!

■「国際女性デー」とは?

人気著者3名が伝えたい! “自分軸“で生きる&自分発信のカギ
(画像=『DRESS』より引用)

1975年の3月8日、国連がこの日を「国際女性デー(International Women’s Day)」と制定。それ以来、国や民族、言語などを問わず、女性たちが達成してきた功績を称え祝福し、女性の権利と政治的・経済的分野への参加を盛り立て、ジェンダー平等を考える機会として、現在は毎年世界各地でイベントが行なわれています。

ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関「UN Women」によってアナウンスされた2022年「国際女性デー」のテーマは、以下のとおりです。

2022年3月8日の国際女性デーのテーマは、「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」です。 このテーマは、すべての人にとって、より持続可能な未来を築くため、気候変動への適応・緩和・対応策を主導している世界中の女性と女児の貢献を認識し評価するものです。

出典: https://japan.unwomen.org

■【特別ゲスト登壇!】大切なのは、どんな人生にしたいのか、あなた自身が最初に設計すること

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(画像=左:川崎貴子氏/中央:宮中清貴氏/右:臼井由妃氏、『DRESS』より引用)

『DRESS』読者の中には、起業家や経営者の方がいたり、ご自身の経験を活かして世の中に貢献したい、発信したいという思いをもっている方がいたりと、

多いので、今回は経営者でもあり「女性の生き方」についての著作を多数もっておられる方々にお話を伺いました。

■「自分の理念を作り、自分軸をにじませる」川崎貴子さん

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(画像=『DRESS』より引用)

女性経営者・コラムニスト

リントス株式会社代表取締役。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。著書に『我がおっぱいに未練なし』『結婚したい女子のためのハンティング・レッスン』『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』『上司の頭はまる見え。』がある。株式会社ninoya取締役を兼任し、2016年11月より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。

――川崎さんは、25歳で起業、女性活躍支援をスタートなさったとのこと。何がきっかけとなったのでしょうか。

今でもまだまだ不平等満載ですし、女性にとって働きやすい環境が整ったとは言えないですが、それでも少しずつは良くなっているはず……。当時は、やりたいことを実現できない女性がとても多くて、その状況を変えたいという思いが強かったんです。

自分の周りを見渡しても、出世している女性は結婚や出産をあきらめていたり、会社に寝泊まりしてるの? というレベルで働いていたり。方や新卒の会社説明会では「君たちはお嫁さん候補だから、早く結婚して駐在行ってね」と言われたりしてしまう時代だったので。ですが、当時のわたしには、女性が活躍できる社会は企業や社会経済にとってもいいことに違いないという核心がありました。

――家庭・育児と仕事、複数の役割をどうやってこなしておられるんでしょうか?

長女が生まれたときは、仕事を拡大する時期と重なったこともあり、ベビーシッター2名、母、妹、夫、そして自分の6名体制で取り組みました。働く女性は育児を抱え込まず、アウトソーシングをどんどん使うなどして投資だと思っていいんです。ちゃんと愛情を注げば子供は育つし、ずっと続くものではありませんから。

ただし、家族のサポートは必須。きちんと話し合いできるかどうかがポイントになります。家族で話し合うときのコツは、「わたしたちごと」として話すこと。家族の理解が得られやすくなると思います。

――日本の女性が自分の自由を確保するためにやるべきこととは?

まず、自分の理念を作るといろいろクリアになるのでおすすめです。膨大なタスクを前に“やること”“やらない”ことを決めることができるから。わたしは早めに自分の理念を作ったので迷わないんです。

そして、「No」と言える人になってほしいです。結婚してみたら彼がとても支配的な人だったら、もちろん逃げていい。何よりも大切なことは、自分の人生における「自由」を確保することです。何回間違っていてもいいんだし、失敗したとしても全然いいんです。「自分さえ我慢すれば……」って思う必要はないんです。

あとは、自分らしく生きていくために、自分のことを発信することは非常にいいことだと思います。アウトプットしていくと、自分の中でも考えを整理できるし、周りの人にもわかってもらえて情報交換もできますし。

人って、「わたしってこういうことがやりたいんだよ、こういう主義だよ」って自分のことを明言している人について行きたくなるものなんです。信頼できて、安心感がある、一緒にいて気持ちいい。だから、理念をしっかり作って、そこから生まれた自分軸をにじませることが大事です。それが、自分らしく生きていくための近道なのではないでしょうか。

■「来月、あなたはどんな自分でいたいのか?」宮中清貴さん

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(画像=『DRESS』より引用)

株式会社ラスディ 代表取締役

上場企業のブライダルジュエリー販売店にて店長を経験。即決が難しく成約率が50%以下と言われる業界で、常に65%以上を記録。後にオンラインダイエット事業で独立。Instagramを中心にSNSビジネスにつなげた結果、フォロワー約8万人、LINEの友だち約9000人を集め、会社設立1年目で3000万円以上の売上を達成。その後、コンサルティング事業にて数千の個人・企業にSNS活用法を教える。ゼロスタートで起業したばかりの方でも、10万円~1000万円の売上実績が続出。SNS活用法が反響を呼び、2021年6月に「強み」「知識」「顔出し」ナシでも成功できるSNS共感起業(大和出版)を出版。

――女性の起業支援、ビジネスコンサルに力を入れておられる宮中さんからみて、日本における女性の現状についてどのように思われますか?

女性の中には、自分らしく生きたいと思いつつも、自由さを縛られている人が多いなと思います。食事の献立ひとつとっても、作るのは自分なのに子どもや夫の好みを優先してしまうなど。自分の時間を確保するのが難しく、自分を大切にできていない状況に置かれている人も多い印象です。

今の時代は、ご自身の経験や知識を活かして、無名のままでも顔出ししなくても稼ぐことができます。資格をとらないといけない、自分にはなにも特別なことはないと心配しがちなんですが、どんな人でも今のままで発信できるんです。

――ですが、いざ始めるときは、やはりハードルが高いですよね。写真加工が下手とか文章が苦手とか、何を発信したらいいかわからない……という方も。

まずは、自分の心に素直になって、やりたいことや好きなこと、自分の価値観を洗い出してみてほしいんです。それが、著書『強み、知識、顔出しナシでも成功できるSNS共感起業』に込めたメッセージです。

技術的・心理的にハードルがあるとは思いますが、まずはインスタグラムから始めてみるのがおすすめです。インスタグラムは文章が短くても大丈夫なので、とっつきやすいんです。

――発信を続けてビジネスにつなげるために大切なマインドは?

自分の経験したことが誰かの役に立っているということを実感していけば自然と自信がついていくはずです。最初から自信がある人なんていないので、まずは無料でもいいのでなんらかのサービスを提供してみるといいでしょう。

あとは、何かで迷ったときには難しく考えずシンプルに「来月、どんな自分でいたいか?」を判断基準にしてみてはいかがでしょうか。そして、将来の自分を作るのは毎日の積み重ねですので、自分の楽しいことをやっていくことで自分らしさにつながります。だから、自分は何をすることで楽しめるのか、じっくり考えてみることがとても大切なことなんです。

■「今日も悩みは増えましたか?」臼井由妃さん

人気著者3名が伝えたい! “自分軸“で生きる&自分発信のカギ
(画像=『DRESS』より引用)

ビジネス作家・エッセイスト・講演家・熱海市観光宣伝大使

33歳で結婚後、病身の夫に代わり経営者に。次々にヒット商品を企画・開発。独自のビジネス手法により通販業界で成功を収め、借金3億円の会社を優良企業に変える。経営者として多忙な中、宅建・行政書士などの国家資格を短期に取得。その勉強法も注目されている。日本テレビで放送されていた『マネーの虎』に、「銀座の女社長」として出演。厳しさの中に温かさが備わったコメントで人気を博す。著書には、10万5000部を突破した『やりたいことを全部やる!時間術』(日経ビジネス人文庫)を始めに『やりたいことを全部やる!メモ術』(日経ビジネス人文庫)『仕事の8割は人に任せなさい』(青春出版社)『忙しい人の即効勉強術』(すばる舎)などがあり、累計は170万部を突破。新刊『明日、いいことが起きる眠る前の自分への質問』(あさ出版)、『「自分にしかできないこと」以外、捨てなさい』(青春出版社)。

――臼井さんが考える、女性がビジネス界で成功するために大切なこととは?

30数年前、わたしが会社経営を引き継いだ当時のビジネスシーンは、圧倒的に男性優位の世界でした。わたし自身の経験ですが、金融機関との交渉でトップが女性だとわかると断られたこともありました。

そこで、考えたのです。逆手にとってしまおうと。どこに売り込むか、どんなキャッチコピーにするのか、女性がやるからこそインパクトを与えられるものに注力しました。“金なしコネなし経験なしの女社長”と言ったり……。女性であることをむしろ強みにしてしまう、誇りに受け止めることが大切だと考えています。

――経営者から著者、講演家へとシフトなさったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?

自分が100歳を超えても続けられる、自分ひとりでビジネスが完結する仕事はなにか? と考えたとき、4本の柱を持とうと考えました。「経営者」「著者」「講演家」「起業家・ボランティア」の4つです。

お金の源泉はたくさんあったほうがいいと考えていましたし、体力や気力が十全なうちに会社は売却の予定ですので。そうやって準備をして割り切ったら、不思議と著作もヒットし始めて、これまでの活動すべてがつながった実感があります。

――アメブロやTwitter、音声配信、YouTube、note、出版と、多数のコンテンツを継続的に発信しておられますが、自分発信や企画作りのコツとは?

わたしは、全てのコンテンツを自分で行っています。とりあえずやってみてダメだったらやめようぐらいのスタンスで始めましたが、「知恵や知識」「情報」「失敗談」など、メッセージを発信するのが好きなんですね。好きでなかったら続かないです。

綺麗ごとを書こうとしない、かっこいいことを配信しようとしない、ウケを狙わないのが企画作りのコツだと考えています。自分が言いたいことや好きなこと、やりたいこと、心の中で熱くたぎっていることを表現しています。

――ご著書「自分にしかできないこと以外、捨てなさい」には、どんなメッセージが込められているのでしょうか?

どんなに能力が高い人でも、限界はあります。“時は金なり”と、よく言いますが、“時は命なり”……。自分にしかできないことが必ずありますから、そこに集中してほしいのです。具体的には、自分が本当にやりたいことに集中するための「スペース余白」をスケジュールの中に作って、時間をコントロールする。また、人間関係には賞味期限がありますから、無用な人付き合いで時間や労力を消耗しないで欲しい。そんなメッセージを込めました。

人気著者3名が伝えたい! “自分軸“で生きる&自分発信のカギ
(画像=『DRESS』より引用)

――1日のスケジュールを教えていただけますか?

毎朝3時に起床して、軽く準備運動してから7kmジョギングしています。帰ったらストレッチでクールダウンして温泉へ。そのあとコーヒーを飲んでから仕事をスタートするのですが、その日にやるべきことはだいたい12時には終わらせてしまいます。午後は自分の時間です。携帯の電源は夜7時には落としていますね。

――もうひとつの著書『明日、いいことが起きる 眠る前の自分への質問』に込められた思いとは?

ひとは、毎日、自分にたくさんの問いかけをします。自分との対話を繰り返す中で自分の可能性を広げていき、なりたい自分に近づけるんです。自分との対話を通して自分軸を整えることを大切にしてほしいのです。

――『DRESS』読者におすすめの質問をひとつ、教えていただけますか。

「今日も悩みが増えたかしら?」という質問はいかがでしょうか?

悩みが増えたということは、それだけあなたの責任が増えたり能力が磨かれたりして、今まで気がつかなかったことに気づく機会です。新しいことに出会えば、悩みは増え続けます。悩むことは成長している証ですから、おおいに悩んでください。ただし眠る前に「自問」などを活かし悩みを整理して、熟眠。朝はすっきり目覚めて活動するのがおすすめです!

――最後に、人生を歩む上での判断基準について教えてください。

わたしの優先順位は、好きか嫌いか、心が踊るかどうかで判断しています。どんなに仲が良かった人でも、成長できないなと感じたら無理に付き合うことはしない。“時は命なり”ですので。

■あなたも今すぐ“自分発信”始めませんか?

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(画像=『DRESS』より引用)

イベントの最後では、『DRESS』編集長とコミュニティマネージャーの橋本が対談。現代日本において女性が“自分らしさ”を発信したり表現したりする上でのコツなどを話し合い、オンラインイベント参加者からの質問にも回答。どんなライターさんにお仕事をお願いしたいかなどの方法について説明する場面もあるなど、盛り上がりました!


提供・DRESS(「人生を守る知恵、未来を歩く地図」となる言葉や人物、文化を伝えるウェブメディア)

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