燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐ5つの日常チェック
ある日突然、仕事への意欲や根気が燃え尽きてしまう燃え尽き症候群ですが、日頃から対策をとることが何より大切です。5つの日常チェックで日々の「燃え尽き」を防いでいきましょう。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐ日常チェック①「休憩をしっかりとっていますか?」
仕事や勉強に長時間集中するのは、効率的な反面、自分が思っている以上に心身のエネルギーを消耗しているものです。
特に、期限や締切がある仕事に就いている方や、子育てや介護、家事などに忙しい女性、また、受験を間近に控えた学生や子供などは、休憩するのも惜しんで長時間の仕事や勉強に集中することが多いのではないでしょうか。
「疲れた、休みたいな」と思っても、「でも、まだ頑張る、もうひと頑張りしよう」と思い直していないかチェックしてみましょう。
疲労はあっという間にあなたのキャパシティーを超えてしまうもの。こういうときの「まだ頑張る」は、あなたがすでに燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)の一歩手前にいる証拠だと思って、過度な集中を避けて集中とリラックスのバランスをとりましょう。
些細なことに思えるかもしれませんが、頑張りすぎによる燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐためにも、休憩は重要なことなのです。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐ日常チェック②「頑張った自分をちゃんと褒めていますか?」
どんなことにもまじめに取り組む頑張屋さんほど、燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)に陥りやすいもの。日頃から、目標達成を焦ったり完璧を目指そうとするあまり、自分自身に厳しくしすぎていないかチェックしておきましょう。
誰だって疲れてくると小さなミスをすることぐらいあるものです。しかし普通は笑って済むようなミスでも、完璧主義だと自己嫌悪から抜け出せなくなることも。燃え尽き症候群を防ぐためには自分を追い詰めず、「ミスが出たら休憩のサイン」だと肯定的にとらえるようにしてみましょう。
休んでいると「自分は何もしていない」と思って焦るかもしれませんが、そういうときこそ、日頃頑張ってきた自分を「頑張ったね、偉いね」と褒めて、休ませてあげましょう。自分を認めていつくしむことが、燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)に陥ることを防ぎます。
好きな音楽を聴いてゆったり過ごしたり、軽い運動やストレッチ、ジョギングなどで気分転換するのもおすすめです。プレッシャーから自分を解放し、ゆっくり自分の時間を楽しんでみてください。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐ日常チェック③「五感をバランスよく使っていますか?」
あなたは日常生活で、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚という五感をバランスよく使っていますか。パソコンやタブレットで長時間仕事をする仕事や勉強も多いでしょう。そして、休憩時間になるとスマホをいじっていて、気がつけば1日中機械を触っている状態に陥っているのではないでしょうか。
五感で言えば、圧倒的に視覚を酷使しているバランスの悪い状態になっている人も少なくありません。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐには、機械を相手にする時間を離れて、五感を使うことを意識的に取り入れてみることです。
自然の中に出かけると、小鳥の声や川のせせらぎ、フレッシュな空気に触れて、心の中に閉じ込めていた本来の五感のバランスを取り戻せます。
そういう意味では、最近流行りのキャンプもいいですよね。
心が落ち着く音楽を聴いたり、本を読んだり、美味しいものをじっくり味わったり。日頃使っていない五感を意識しながら楽しむ時間を持ちましょう。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を防ぐ日常チェック⑤「日常の小さな燃え尽きを放置していませんか?」
毎日忙しく仕事や家事に追われていると、疲労は日々積み重なっていくものです。燃え尽き症候群とは言わないまでも、週末は何もする気にならないことだって少なくないでしょう。何もしたくないと思うのは心身のエネルギーを消耗しすぎている証拠。自分の疲れを受け止めて思い切って休むのが一番です。
しっかり休養をとってエネルギーが回復すれば、気持ちの切り替えもまたうまくできるようになるので心配しないこと。自分を追い込まず、ネガティブな考えにとらわれそうになったら「まぁ、いっか!」と自分に言ってあげるのもおすすめです。そうやって、できるだけ物事を楽観的にとらえるようにして自分を解放していきましょう。
何もしない時間は決して無駄ではありません。心と身体の充電時間は、未来の自分への投資だと考えて、十分に休みましょう。
集中とリラックスのバランスをとって、燃え尽きを防ぎましょう
燃え尽きるまで物事に打ち込める人は、他の人よりも誠実で、素敵な部分をたくさん持っている人なのです。
しかし、燃え尽き症候群は、私たちが知らないうちに近づいて来ます。日々の過労を避け、リラックスできる時間を増やすなど、現在の仕事や生き方のスタイルを今一度見直してみませんか。
集中とリラックスのバランスをとって、燃え尽き症候群を防ぎましょう。
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