「善通寺(ぜんつうじ)」は香川県善通寺市善通寺町にある真言宗の寺院で、四国八十八ヶ所霊場の第七十五番札所にも指定されています。空海(弘法大師)生誕の地としても知られており、八十八ヶ所霊場の中でも知名度は指折りです。

善通寺とは?

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(画像=PIXTA 善通寺境内、トリップノートより引用)

「善通寺」は香川県善通寺市善通寺町にある寺院です。四国八十八ヶ所霊場の第七十五番札所ということで、お遍路さんも多く参拝されますが、空海生誕の地としての知名度も高く、見どころも豊富であることから、一般の観光客の方も多数見かけられます。

落慶813年とかなり歴史は古く、空海の手によって建立されました。「善通寺」という名前は、空海の父である善通(よしみち)氏から取られています。

空海について

「大師さま」とも呼ばれる空海(弘法大師)は、ここ善通寺でご誕生なさったと伝えられています。善通寺も霊場として指定されている「四国八十八ヶ所霊場」は、大師さまの手によって選ばれ開創されたとされ、お遍路さんからも非常に厚く信仰されています。

善通寺のみどころ

境内の広い善通寺は、大きなくくりとして「東院」と「西院」に分けられます。「東院」のほうは創建当時からのお寺の敷地で、「西院」のほうは空海が誕生した生家の跡地です。

東院「伽藍」

金堂(本堂)

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(画像=nakatani 金堂、トリップノートより引用)

国の重要文化財にも指定されている本堂は、1558年に戦で焼失した後、1699年に再建されたものです。禅宗様(ぜんしゅうよう)という建築様式が採用されており、質素ながらも美しい外観となっています。お遍路さんの参拝順に基づくと、最初に参拝するのが良いとされるお堂でもあります。

五重塔

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(画像=nakatani 五重塔、トリップノートより引用)

善通寺で最も目を引くのはやはり五重塔です。こちらも本堂と同様、国の重要文化財に指定されており、焼失の後1902年に再建されたものです。中心の柱を最上層から吊り下げる「懸垂工法」が採用されており、見た目だけでなく建築的にも注目するポイントが豊富です。

毎年ゴールデンウィークには1層目と2層目が特別公開されており、寺院の塔に入るという珍しい体験をすることができます!