たくさんの入院患者さんの中には、びっくりするような言動をする人も少なくありません。なかには、看護師仲間に語り継がれるような患者さんも。元看護師が遭遇した、白衣の天使もうんざりするヤバい患者さんをご紹介します。
病院食に文句タラタラ!連日1時間の説教も
病気で食事を制限されていた60代の患者さん。「病院食がおいしくない!」と、看護師に文句を言うのでは飽き足らず、栄養士まで呼びつけ、連日1~2時間の説教をしていました。
栄養士もできる範囲で対応していましたが、あれもだめ、これもだめと、提供できるものがどんどん減少。最終的には、豆腐と栄養価の高いヨーグルト味のジュースのみになりました。
「私はこんなものしか食べられないの」と来る人来る人にアピールしていましたが、それも1週間でギブアップ。元の食事に戻すと、文句を言い続けていたはずが今度はおいしいと完食するようになったそうです。
病院をホテル代わりに使う生活保護受給者
路上で腹痛を訴え救急搬送された男性。到着時は「痛い!痛い!」と叫んでいましたが、1時間後には痛みの訴えはなくなり、検査結果も異常なし。しかし時折痛みを訴え騒ぐため、延長に次ぐ延長で入院期間は7週間になりました。
ところが、今度は突然退院すると言い出しました。理由は、生活保護費がもらえなくなるから。どうやら、パチンコに生活費をすべてつぎ込んでしまい仮病だったようです。
生活保護受給者は入院費が無料のため、3食つきのホテル代わりに使っていたことが判明しました。