転職のプロによるアドバイス

決まったことだけをこなす日々。人事の仕事は好きだけど、大企業の社風が合わない ―転職お悩み相談室 ―
(画像=『転職の地図』より引用)

1. 転職するのであれば今から2年以内に

相談者様は新卒入社で現在5年目とのこと。転職するのであれば20代のうちに、つまり今から2年以内に動くことをおすすめします。

新しいチャレンジができないことに不満を抱いているのであれば、仕事に対する熱い思いをくすぶらせているのはもったいないです。まだ20代の若いうちに新しい環境にチャレンジし、ご自身の意見を反映できる環境を手に入れてください。

ただ、企業体質への不満だけを理由に転職するのは危険。現在とあまりにも規模の異なる企業に転職すると、制度が整っている現職となにもない転職先とのギャップに苦しむ可能性もあります。

今の会社で発言権を得る方法はないのか。企画側のポジションが空く可能性はないかなど、現状を分析してから判断してはいかがでしょう。現在の不満が転職によって解決できるのか、あらゆる視点から考えてみてください。

2. 「組織人事コンサルタント」という選択肢

組織の仕組み作りに関わるような裁量の大きい仕事に携わるのであれば、企業人事のみにこだわる必要はないのでは。例えば、多数の会社をクライアントに持つ「組織人事コンサルタント」に転身するという選択肢もあります。

組織人事コンサルタントとは、組織構築や制度改革、戦略などを企画しクライアント企業に提案する仕事です。1社に在籍するのとは違い、複数企業の案件に関りながら人事の知識や経験を得られますし、第三者目線で組織をみることができます。また、違った経験を積んできた他のコンサルタントから様々な事例や価値観を学べるというメリットも。

将来的に再び企業人事として転職する場合にも、コンサルの経験は活かせるはずです。

3. 人事担当社員の構成比率をチェック

社内の人事担当者の人数が少ないほど、1人が受け持つ業務範囲は広くなります。結果として裁量は大きくなり、自由度も高くなるはずです。

大企業は人事担当の人数が多かったり、上位ポジションが埋まっていたりして、トップダウンで経営方針に従うような仕事の進め方になることが多いかもしれません。

その点、スタートアップなど設立間もない小規模な企業であれば、人事の専任者がいない、未経験の「ひとり人事」が手探りで業務にあたっている、といったケースもあります。

小規模な企業かつ、人事関連の新規ポジションや増員募集の求人を探せば、これまでの経験を活かして活躍できる可能性が高くなるのではないでしょうか。

スタートアップ企業の求人を探すには、採用広報情報や企業のオウンドメディアなどを活用し、あらかじめ社風について調べておくこともおすすめです。

年功序列の風潮はないか、年次に関係なく若い社員の意見が反映されるかなど、実際に入社しなければわからないこともありますが、自ら情報を取りに行くことで、会社の雰囲気を感じることはできるはず。

また転職エージェントを活用し、企業の内情に精通しているアドバイザーから生の情報をヒアリングする方法も有効です。

決まったことだけをこなす日々。人事の仕事は好きだけど、大企業の社風が合わない ―転職お悩み相談室 ―

今回のお悩み相談員
転職エージェントMAP 中野 翔

静岡県出身。IT業界を中心とし企業のリクルーティング支援と求職者の転職支援を行うアドバイザー。週末は友人と共にサウナ施設の開拓に勤しんでいる。


提供・転職の地図

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