主人公のシラノ(ピーター・ディンクレイジ)は、想いを寄せている親友ロクサーヌ(ヘイリー・ベネット)から青年・クリスチャン(ケルヴィン・ハリソン・Jr.)に一目ぼれしたことを告白され、恋の仲裁役になる上、クリスチャンの恋文を代筆するによって三角関係へと展開していく純愛物語が描かれている本作。
今回到着したのは、手紙をシラノが書いたものとは知らずにいたロクサーヌが、クリスチャンと2人きりになった際、手紙のような美しい言葉を交わせない彼に失望し、込み上げる感情を露にさせながら「I Need More」を歌う本編シーン。本楽曲は“愛してる”のシンプルな言葉では満たされない彼女の心の叫びが歌詞となっている。彼女の気持ちを取り戻そうとクリスチャンはシラノにうしろだてを頼み込み、見かねたシラノは彼とともに彼女の家へ。そして、演劇界で3大バルコニー作品の一つとしても知られている、印象的なバルコニーシーンへと続いていく。
このシーンで艶やかな歌唱を披露しているヘイリーは舞台や映画で生歌を歌う経験はあったものの、今回の撮影で歌うためにボイストレーニングをおこなったそう。そして、「力強く歌うとか、正しい音を出す、と考える必要はないんだと感じた。自然体になって、キャラクターが感じていることを表現する自由があり、それが物語を前進させていく。ロクサーヌに対する私の思いを表現し、彼女が生きているように生きればいいと気づいた。それはすごく解放的だった」と明かし、「この作品は、観客を甘美で夢のような体験、壮大な愛の物語に引き込む。そして自分のことを見てもらいたい、聞いてもらいたいと願う、欠点を抱えた人間についての共感できる物語」と語っている。彼女が歌唱を通して作り出す表現にもぜひご注目頂きたい。
美しい歌声で紡がれるミュージカル映画『シラノ』を、劇場スクリーンにてご覧ください。
【出演】ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ベン・メンデルソーン
【監督】ジョー・ライト
【製作】ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ガイ・ヒーリー
【脚本】エリカ・シュミット 【原作】 エリカ・シュミット
【製作総指揮】エリカ・シュミット、サラ=ジェーン・ロビンソン、シーラズ・シャア、
ルーカス・ウェブ、マット・バーニンガー、カーリン・ベッセル、アーロン・デスナー
【音楽】ブライス・デスナー&アーロン・デスナー 【全米公開日】2021年12月31日
【原題】CYRANO 【配給】東宝東和
<PG12>
【コピーライト】© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
【公式HP】cyrano-movie.jp ♯映画シラノ
提供・tvgroove
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