日本において裁判を起こすとなるとハードルが高いイメージですが、アメリカにおいては事情が異なります。中には、自分で自分を相手に裁判を起こしたツワモノも……。今回は、訴訟大国と言われるアメリカで本当にあった驚きの裁判をご紹介します。

受刑者が自分を相手に訴訟を起こした!その理由は?

アメリカバージニア州のチェサピークで逮捕されたロバート・リーブロック。彼はなんと、逮捕された自分を相手取り、自身の公民権を侵害したとして500万ドルの訴訟を起こしたのです。

ここからがさらに驚きなのですが、訴えられた自分自身には支払い能力がなく500万ドルを捻出することができないため、訴訟を取り扱うバージニア州に代わりに支払ってもらうとしたのです。

自身を訴えることで州からお金がもらえる……こんがらがってしまいそうなこの斬新な訴訟は、いったいどのような結末を迎えたのでしょうか?

裁判官によりあっさり却下

普通なら思いつかないようなこの裁判。とはいえ、レベッカ・ビーチ・スミス裁判官は、この斬新ともいえるアイデアに感銘を受けなかったようです。裁判官は「この裁判はばかげている」として訴訟を却下しました。当然と言えば当然ですよね。