世界から注目されているあしかがフラワーパークや、「日本三名瀑」のひとつに数えられる華厳の滝、48ものカーブがあるいろは坂など、車でのお出かけにおすすめな栃木のドライブスポットをご紹介します。
1.あしかがフラワーパーク
2014年アメリカCNNテレビによって発表された「世界の夢の旅先10か所」で、日本から唯一選ばれたスポットが「あしかがフラワーパーク」。園のシンボルツリーとして知られている600畳の大藤棚が、映画『アバター』に出てくる魂の木のようだとも話題になり、日本だけでなく、世界からも注目されています。
「大藤棚」が見ごろを迎える4月中旬〜5月中旬には「ふじのはな物語~大藤まつり~」が開催され、特に多くの人で賑わいます。また、10月下旬〜2月上旬には夜景コンベンションビューロー認定の”関東三大イルミネーション”にも選ばれた、幻想的なイルミネーションを楽しむことができます。
2.華厳の滝
和歌山県の「那智の滝」、茨城県の「袋田の滝」とならんで「日本三名瀑」のひとつに数えられます。48もの滝があると言われる日光周辺で最もよく知られている滝で、中禅寺湖の流出口にあり、高さ97mの岸壁を轟音とともに一気に落下する様は壮大。
滝壺の近くにある観瀑台(かんばくだい)までエレベーター(有料)で行けるので、ぜひ近くでこの迫力を感じてみてください。
3.竜頭の滝
「華厳滝」と「湯滝」と並ぶ奥日光三名瀑のひとつです。210mもの高さを誇るこの滝は、滝壺の近くが大きな岩によってふたつに分かれており、これが龍の角(頭)のようだとして「竜頭の滝」と名づけられました。
滝のふもとにある「龍頭之茶屋」の奥には観瀑台があり、竜頭の滝を真正面に見ることが可能。滝が見える席もあるので、滝を見ながらお団子やお雑煮をいただくのもいいですね。
4.いろは坂
標高差は約500m、日光市街と奥日光を結ぶ観光道路です。上り専用の第二いろは坂と下り専用の第一いろは坂があり、ふたつの坂のカーブを合計すると、なんと48ヶ所。カーブごとに「い」「ろ」「は」の文字盤が表示されています。なお紅葉の季節は大渋滞が起こるほど多くの観光客が訪れるので、時間に余裕をもって訪れましょう。
5.中禅寺湖
周囲約25km、最大水深163m。海抜は1,269mと日本で一番高所にある湖です。中禅寺湖からのぞむ大パノラマが絶景として人気で、とくに秋の紅葉の季節はうっとりするような美しさ。日本百景にも選定されています。湖沿いの散策路を散歩したり、遊覧船でのクルージングや湖畔のカフェから湖を眺めるのもおすすめです。
6.足尾銅山観光
400年の歴史をもち、昭和48年(1973年)に閉山した足尾銅山。昭和55年(1980年)に坑道跡を利用して開設されました。全長1,234mの坑道のうち700mの坑道内が見学できます。
まずは坑道内をトロッコ電車に揺られること約5分。いよいよ歩いてめぐるエリアに到着すると、江戸、明治・大正、昭和と時代ごとに、当時の厳しい鉱石採掘の様子を39体の人形を設置してリアルに再現しています。
7.大谷資料館
つい最近まで一般の人の目に触れることなく“未知なる空間”と呼ばれた大谷石の地下採掘場跡。地下30mの場所に、約2万㎡という野球場がすっぽり入ってしまう広さの一部を一般公開しています。
ライトで照らし出されたそこは幻想的な世界が広がり、まるで地底で目覚めた巨大神殿のよう。B’zや三代目J Soul Brothers、JUJUなどのPV撮影をはじめ、さまざまなロケ地としても利用されています。
8.湯滝
華厳滝、竜頭の滝とならぶ奥日光三名瀑のひとつ。湯ノ湖から流れ出る滝で、落差は70m。最大幅約25mの岩壁を勢いよく流れ落ちる様子が豪快です。滝壺のあたりには観瀑台があり、滝との距離も近く迫力ある姿を楽しむことができるほか、滝の上に続く遊歩道を登れば、滅多にみられない“滝の始まり”を眺めることができます。
また観瀑台の近くには「湯滝レストハウス」があり、お食事やお土産の購入ができます。
9.那須フラワーワールド
那須連山を背景にした標高600mの高原に広がるフラワーパーク。5月にはチューリップ、ポピー、アネモネ、6月はバラ、ルピナス、ひなげし、7~8月はバラ、日光キスゲ・クレオメ・サルビア、9月〜10月はサルビア、マリーゴールド、ケイトウ、そして10月はコスモスと、四季折々に季節の花が楽しめます。
とくに5月のカラフルなチューリップ畑と、9月〜10月にかけて見られる炎のようなケイトウは圧巻です!
10.大谷寺
大谷石に覆われているように佇む姿が印象的なお寺。ご本尊の大谷観音は高さ4mの千手観音で、平安時代に弘法大師により作られたとされる日本最古の石窟仏です。
千手観音をはじめ、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の合計10体の石仏を総称して「大谷崖窟仏」とよばれ、昭和29年(1954年)に国の特別史跡に、昭和36年(1961年)には重要文化財に指定されました。