キャリアアドバイザーの転職アドバイス
アルバイトや派遣もれっきとした「経験」
さまざまな業種で接客業に携わってきたことは、雇用形態問わずれっきとした「経験」です。
経験を活かして引き続き販売・サービス関連の仕事を正社員で探すのもよいですし、別のキャリアに進むなら営業職にチャレンジしてはいかがでしょうか?
特にジュエリー販売の経験はアピールできる経歴です。営業職の募集要件として「高単価商材取り扱い経験者」を挙げている企業も少なくありません。
また、今の年齢なら大きく方向転換してIT関連の仕事に進める可能性も。IT業界は技術と知識が重要な印象が強いですが、実は対人折衝能力が求められる仕事も多いのです。入社後の研修が充実していて、未経験からでもチャレンジできる企業もありますよ。
正社員就業経験がない理由を、ポジティブに伝える工夫を
25歳まで音楽活動を続けていたことは、転職活動において必ずしもマイナス要素ではありません。目標に向けて努力し続けられる、ひとつの物事に集中できるなど、ポジティブな側面もあるのではないでしょうか?
また、まだまだやり直しのきく25歳という年齢で夢に見切りをつけ、計画的に転職活動を始められた点も、好印象です。例えば面接では「25歳までに結果を出せなければやめると決めていた」など、有期のチャレンジであったと伝えれば、悪い印象にはなりません。現時点では何もない、スタートが遅いからこそ今後は努力したいという熱意も合わせて伝えられるといいですね。
大切なのは、ご自身のこれまでの経歴に自信を持つこと。夢に向かって努力してきた経験は恥ずかしくありません。面接でも堂々と説明しましょう。
目先の転職だけでなく、5年、10年先の未来を考えて
すでに3年以上の実務経験がある同級生と、まだスタート前地点にいる相談者様のキャリアに差があるのは当然のこと。でも、これからの3年努力すれば、周りと同じくらい、もしくはそれ以上のキャリアを身に着けることは可能です。
焦りから現在の転職活動で精一杯になってしまうお気持ちはよくわかりますが、3年経ってもまだ20代。26歳は、新たなキャリアを選択できる年齢です。
目線を遠くにおいて、5年後、10年後にどんな仕事をしていたいか。どんな人になっていたいかなど、少し先の目標を設定し、そこから逆算して今どんな選択をするべきかを考えてみましょう。
相談者様の新しい挑戦を、応援しています!
今回のお悩み相談員
転職エージェントMAP 村上 美智子
ブライダル業界で接客からマネジメント、海外赴任に販促企画まで幅広く経験したのち、アドバイザーに転身。現在は保育園へ通う子供に「初めての体験」をさせることに夢中。
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