映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のロケ地となった豊後高田市。昭和時代の雰囲気を体感できる「昭和の町」として人気観光地となっています。レトロな商店街や昭和のアイテムが目白押しの博物館など、おすすめスポットをご紹介します。
豊後高田市「昭和の町」とは?
豊後高田市は「おんせん県」として知られる大分県にあり、大分空港から車で約45分の場所に位置しています。
かつて国東半島で一番栄えた町でしたが、時代の流れと共に衰退。しかし当時の活気を取り戻そうと、商店街を再生させ、昭和にちなんだ商業施設を作り、「昭和の町」として変身させました。
昭和を体感できるとして、今や年間40万人以上が訪れる人気観光地となっています。
それでは、「昭和の町」のおすすめ観光スポットをご紹介します。
中央道り商店街
まずは昭和の町並みが残る「中央通り商店街」です。東野圭吾のベストセラー小説を映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、こちらの商店街がメインのロケ地となりました。
昭和30年代のお店
中央通り商店街の約7割の建物が昭和30年代以前の建物で、本当にタイムスリップしたような感覚になります。
当時の商品を展示してくれていたりするので、ついつい立ち止まって見てしまいます。アイスキャンディー屋やメンチカツがおいしいお肉屋、駄菓子屋などがあり、食べ歩きも楽しめますよ。
給食が味わえる「ブルヴァ―ル」
昭和の町ならではのお店がこちら、懐かしの給食を味わえる「カフェバー ブルヴァ―ル」です。
コッペパンやクジラのから揚げなど、昔のメニューを味わうことができます。
再現されたナミヤ雑貨店
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の中で出てきたナミヤ雑貨店はセットでしたが、中央通商店街にお店が再現されています。ファンには必見のスポットです。
昭和のテーマパーク「ロマン蔵」
昭和の町のランドマーク的存在の「昭和ロマン蔵」は、明治から昭和にかけて大分県きっての豪商だった野村家の倉庫を改造して造られました。中央通り商店街のすぐ傍にあります。
昭和ロマン蔵の中にはいくつかの観光施設が入っています。
駄菓子屋の夢の博物館
おもちゃ所蔵で日本一の名コレクターである館長の小宮裕宣さん。こちらの「駄菓子屋の夢の博物館」には彼が集めた20万点ものおもちゃコレクションの中から、厳選された6万点が展示されています。
中へ入るとその展示物の量に圧倒されます。
昭和30年代に子供時代を過ごした人にはたまらない、懐かしいおもちゃがぎっしり。ペコちゃんやグリコのおまけ、ゲーム機など、あらゆるおもちゃが展示されています。
百恵ちゃんやピンクレディなど、懐かしのアイドルのレコードもずらりと並んでいます。
昭和の生活雑貨や家具なども展示されています。今では見かけなくなったものばかりで、当時を知らない若者にとっても十分楽しめます。