あなたは、「良いことづくめ・ずくめ」という言葉を聞いたことがありますか?その際、「どちらが正しい使い方なのだろう?」と迷ったことが一度はあると思います。この記事では、それぞれの言葉の意味と使い方、「尽くめ・づくめ」との違いについても詳しく解説していきます。

良いことづくめの意味とは?その使い方・例文は?

良いことづくめの意味は「全て良いことばかりであるような様子」

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

まず、良いことづくめの意味は「全て良いことばかりであるような様子」と定義できます。厳密に言うと、自分を取り巻くあらゆることが「良いことばかり」というのはあり得ないことですが、あなたも「そう思える」瞬間があると思います。

良いことづくめの使い方・例文①私の人生は本当に良いことづくめだと言える

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

良いことづくめの使い方・例文の1つ目は、「私の人生は本当に良いことづくめだと言える。」です。これは、「私の人生は本当に良いことばかりだと言える」という意味です。

人生には困難がつきもの。でも、この例文のように人生全体を通して「良いことづくめだ」と思えるというのは幸せなことです。心理学的にも、自分がこの世界をどう認識するか?がその人の健康に影響を与えるということが分かっています。

良いことづくめの使い方・例文②今日は何だか良いことづくめな一日だった

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

良いことづくめの使い方・例文の2つ目は、「今日は何だか良いことづくめな一日だった。」です。これは、「今日はどうしてかは分からないけど、良いことばかりの一日だった」という意味です。

私たちの脳は危機を察知してそれを回避するように出来ているので、物事のネガティブな面に着目しやすい傾向にあります。しかし、この例文のように「今日も良いことばかりだった」と一日を振り返ると気分も明るくなれそうですね。

良いことづくめの使い方・例文③この会社に転職してから良いことづくめだ

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

良いことづくめの使い方・例文の3つ目は、「この会社に転職してから良いことづくめだ。」です。これは、「この会社に転職してから良いことばかりが起こる」という意味です。

転職は自分のお金やキャリアに紐づくものなので、人生のステージの中でもかなり大きな出来事と言えます。折角今の会社を離れて転職するなら、この例文のように「良いことばかり!」と言えるような会社を見つけたいものですね。

ここまで、「良いことづくめ」という言葉の意味とその使い方・例文についてご紹介してきました。日々の生活の中で、「良いこと探し」をするきっかけにもなりますよ。ぜひチェックしてみてください。

良いことづくめと良いことずくめの違いは?どちらが正しいの?

良いことづくめ・ずくめの意味上の違いはない

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

良いことづくめと良いことずくめの違いは?と気になる方もいると思います。実は、「良いことづくめ」と「良いことずくめ」の意味上の違いはありません。どちらも表す意味は冒頭でご紹介した「全て良いことばかりであるような様子」です。

言い方を変えると、この両者は「意味は同じだが、表記が違う表現」となります。少しややこしい気がしますが、どちらも意味で使い分ける必要がありませんので使い分けについてはそんなに難しくありません。

厳密に言うと正しいのは「良いことづくめ」だが広く使われるのは「ずくめ」

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

先で「良いことづくめ」と「良いことずくめ」は「意味は同じだが、表記が違う表現」だとお伝えしました。すると次に、「ではどちらが正しいの?」という疑問が浮かんでくるかもしれません。日本語文法上のルールを鑑みると、厳密に言うと正しいのは「良いことづくめ」だと言えます。

しかし、世間一般でより多く使用されているのは「良いことずくめ」です。したがって、実用性は「良いことずくめ」という表記の方が高いと言えます。この表現が平仮名表記の場合は、普通、「良いことずくめ」とされていることが多いです。

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉は?

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉①黒ずくめ・黒尽くめ

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉の1つ目は、「黒ずくめ・黒尽くめ」です。これは、「黒ばかり集めた様子」という意味となります。例文を挙げると、例えば「彼女は昨日、全身黒ずくめのファッションで登場した。」などがあります。

この例文のような「黒ずくめファッション」は、シャープでエレガントな印象を与えます。このことから、黒ずくめファッションは自分を大人っぽく見せたい女子にはおすすめです。

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉②異例ずくめ・異例尽くめ

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(画像=『BELCY』より引用)

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉の2つ目は、「異例ずくめ・異例尽くめ」です。「異例」とは、「他に例がないこと」です。この異例ずくめという言葉を使用した例文を挙げると、例えば「彼女のプロジェクトはまさに異例ずくめだった。」となります。

この例文のように、仕事などで例外続きの、まさに「異例ずくめ」のことが続くと対応も大変ですよね。しかし、このような仕事というのは自分の仕事に対する応用力や対応力を養ってくれます。あなたもぜひ、「異例ずくめの仕事」にチャレンジしてみましょう。

ずくめ・尽くめを使用した他の言葉③初めてづくめ・尽くめ

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ずくめ・尽くめを使用した他の言葉の3つ目は、「初めてづくめ・初めて尽くめ」です。これは、「初めてのことばかり」という意味となります。具体的な例文を挙げると、例えば「昨日のキャンプでは初めてづくめの体験をした。」などがあります。

例文のように、何か新しいことにチャレンジする場合は、「初めてづくめ」になるのは当たり前ですよね。それを楽しい!と思えると新しい挑戦にも臆することがなくなってきます。

ここでは、「ずくめ・尽くめを使用した他の言葉」についてご紹介してきました。「初めてづくめ」という言葉を聞いて、「何か新しい挑戦をしてみたい!」と感じた方も

ずくめの類語は?

ずくめの類語①だらけ

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ずくめの類語の1つ目は、「だらけ」です。例えば、「黒ずくめ」は「黒だらけ」、「異例ずくめ」は「異例だらけ」と言い換えることが可能です。

「だらけ」を使用した例文を挙げると、例えば「その公園は子どもだらけだった。」などが挙げられます。これは、「その公園は子どもずくめだった。」とも言い換えられますね。

ずくめの類語②ばかり

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(画像=『BELCY』より引用)

ずくめの類語の2つ目は、「ばかり」です。1つ目の類語と同様に、「黒ずくめ」は「黒ばかり」、「異例ずくめ」は「異例ばかり」と言い換えることが可能です。

この「ばかり」を使用した例文を挙げると、例えば「彼女はいつもピンクの服ばかり着ている。」などがあります。これは、「彼女はいつもピンクずくめの服を着ている。」と言い換えられます。

ずくめとづくしの違いは?づくしを使った言葉もご紹介!

ずくめとづくしの違い①ずくめは「同じもの」が列挙される場合に使用

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=Photo by 、BELCYより引用)

ずくめとづくしの違いの1つ目は、ずくめは「同じもの」が列挙される場合に使用という点です。ずくめと使用される場合は、同じ性質のものが並んでいる必要があります。

例えば、「黒ずくめ」という言葉を使った場合には、それを使用する対象物のものが「全て黒色」でなければなりません。その中に例えば黒に似たグレーが混じっている場合は、「黒づくし」となります。

ずくめとづくしの違い②づくしは「同じ種類のもの」が列挙される場合に使用

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
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ずくめとづくしの違いの2つ目は、づくしは「同じ種類のもの」が列挙される場合に使用するという点です。例えば、「松茸づくしの料理」という言葉があるとします。ここでは、「づくし」となっているので、この料理には「松茸以外のキノコ類も入っている」ということになります。

これに対して、「松茸ずくめの料理」とする場合は、その料理の中には「松茸だけが入っている」という前提となります。このように、ずくめとづくしの違いはかなり混同しやすいですが、それぞれを整理して覚えましょう。

ずくめ・づくし間で起こる良くある誤用は?正しい使い方は?

ずくめ・づくし間の良くある誤用と正しい使い方①仕事づくし

「良いことづくめ・ずくめ」どちらが正しい?言葉の意味・使い方・づくしとの違いも
(画像=『BELCY』より引用)

ずくめ・づくし間の良くある誤用と正しい使い方の1つ目は、「仕事づくし」です。これは、「仕事だらけ」「仕事ばかり」という意味で使用されます。しかし、この意味で使用するのなら、正しくは「仕事づくし」ではなく「仕事ずくめ」とすべきです。

「仕事づくし」のままだと、その言葉の中に「仕事以外のもの」を含むこととなり、「仕事だらけ」という本来伝えたい意味が伝えられません。「仕事づくし」ではなく、例えば「今日は一日、仕事ずくめだった。」等と使用しましょう。

ずくめ・づくし間の良くある誤用と正しい使い方②はじめてづくし

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ずくめ・づくし間の良くある誤用と正しい使い方の2つ目は、「はじめてづくし」です。この「はじめてづくし」という言葉も、「初めてのことばかり」という意味で使用するのであれば、「はじめてずくし」ではなく「初めてずくめ」とすべきです。

例えば、「転職してから全てがはじめてづくしだ。」という文章は、「転職してから全てが初めてずくめだ。」とするのが正しい形です。理由は、1つ目の例でご紹介した「仕事づくし」の例と同様ですね。この「はじめてづくし」と「初めてずくめ」の違いもややこしいですが、注意しましょう。

ここまで、誤用が生まれやすい「仕事づくし」と「はじめてづくし」という言葉とその正しい使い方についてご紹介してきました。特に「はじめてづくし」と「初めてずくめ」の違いを学んで、「何か私も新しいことに挑戦したいな」と感じた方もいるかもしれません。

良いことづくめ・ずくめの意味と使い方をしっかり理解して活用していこう!

また、良くある誤用として「仕事づくし」や「はじめてづくし」という例も挙げました。ぜひこれらの情報も参考にしながら、「良いことづくめ」「良いことずくめ」を日常生活に活用してみてください。

提供・BELCY

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