「そりが合わない・馬が合わない」の意味の違いには一体どのようなものがあるのでしょうか。この記事では、この二つの言葉の正しい使い分けや例文をご紹介します。仕事や職場での性格の不一致における人間関係や気心の知れた人がおらず困っているあなたは必見です。
「そりが合わない・馬が合わない」の意味の違いは?
そりが合わないの意味:人間関係において気心が合わない事
「そりが合わない、馬が合わない」の意味の違い一つ目は、そりが合わないの意味についてです。そりが合わないとは、もともと日本刀を指す言葉です。日本刀の形状を「そり」と表しますが、刀とそれを収める鞘の「そり」の形状が違うと、うまく刀を鞘に収めることができません。このことを人間関係に例えている言葉です。
つまり、そりが合わないとは人間関係において、気が合わないことのたとえです。両者ともに性格が異なり、うまく噛み合わないということを表現している言葉です。そりが合わないの「そり」とは、本来刀から来ていたという由来を知ると、なんとも日本らしい表現だと感じられるのではないでしょうか。
馬が合わないの意味:性格が違ってうまく噛み合わない
「そりが合わない、馬が合わない」の意味の違い二つ目は、馬が合わないの意味についてです。馬が合わないとは、もともと乗馬から来ている言葉です。乗馬をする際、馬と人間との息が合っていないことを指して「馬が合わない」と言ったのです。そこから転じて人間関係にも使われるようになりました。
つまり、馬が合わないとは「性格が違ってうまく噛み合わない」という意味の言葉です。両者に性質の違いがあるため、上手に関わりを持つことができないということを指すのがこの表現なのです。
そりが合わない・馬が合わないの意味の違い:両者に意味の違いはない
「そりが合わない・馬が合わない」の意味の違い三つ目は、両者に意味の違いはないということです。なんと意外なことかもしれませんが、そりが合わないという言葉と馬が合わないという言葉には、厳密な違いはありません。二つとも同じ意味を持つ言葉なので、類語関係にあるということができます。
仕事や職場において馬が合わない上司の対処法にも触れられているので、馬が合わない人との人間関係に悩まされているあなたの力になること間違いなしです。そりが合わない人との関係に疲れたあなたは要チェックですよ。
「そりが合わない・馬が合わない」の正しい使い方・使い分けの方法は?
「そりが合わない・馬が合わない」の正しい使い分けの方法①異性間ではそり
「そりが合わない」と「馬が合わない」の正しい使い分けの方法一つ目は、異性間ではそりが合わないという表現を使うということです。今では異性同性関係なく使われますが、元はというと異性間での人間関係を指す言葉として使われていたのが、この「そりが合わない」という表現でした。覚えると豆知識になるでしょう。
現在では、「そりが合わない」という表現の使い方において、異性間ではなくてはいけないという意識はほとんど薄れています。そのため、どんな人間関係においても、「そりが合わない」と表現して間違いではありません。使い方について、こだわり過ぎることもないでしょう。
「そりが合わない・馬が合わない」の正しい使い分けの方法②馬は性別共通
「そりが合わない」と「馬が合わない」の正しい使い分けの方法二つ目は、馬が合わないは性別関係なく、共通して使うことができるということです。馬が合わないという言葉は、そりが合わないという言葉とは違って、どんな相手との関係性にも使うことのできる表現です。女性と男性の組み合わせにも一切関係ありません。
ただ、今では「そりが合わない」「馬が合わない」ともに、どのような場面でも使われる表現なので、あまりシビアに使い方を分けようとしなくても良いでしょう。使い方にこだわらず、自分の好きなタイミングで使い分けると、日常会話での表現に幅を持たせることができること間違いなしです。
職場や仕事関係の人と、どうしても気が合わず付き合っていくことが辛いと感じる時、どうすべきなのかその対処法がまとめられているのでぜひ読んでみてください。そりが合わない人との向き合い方が見えてくるはずです。
「そりが合わない・馬が合わない」の具体的な例文は?
「そりが合わない」の具体的な例文①あの人とは全くそりが合わない
「そりが合わない」の具体的な例文一つ目は、「あの人とは全くそりが合わない」です。人は誰しも、全く気の合わない人間がいるものです。そんな時、周りにそれをアピールするためこの例文のように「全くそりが合わない」として伝えましょう。周りにもそりが合わないことを掌握してもらうことで、過ごしやすくなるはずです。
「そりが合わない」の具体的な例文②そりが合わないことが原因で別れた
「そりが合わない」の具体的な例文二つ目は、「そりが合わないことが原因で別れた」です。特に男女間の関係性は、最初のうち気があうと思って付き合っていても、徐々に違和感に苛まれることが多いものです。そこでこの例文のように、「そりが合わないため別れを選んだ」という表現をすることができます。
「馬が合わない」の具体的な例文①全てにおいて馬が合わないわけではない
「馬が合わない」の具体的な例文一つ目は、「全てにおいて馬が合わないわけではない」です。馬が合わない人だからと言って、全てにおいて気が合わないわけではありません。むしろ、馬が合わなくても気があう部分はあるというものです。頭ごなしに否定せずに、馬が合わない人でも仲良くできる可能性を模索したいものです。
「馬が合わない」の具体的な例文②馬が合わない人とは関わりたくない
「馬が合わない」の具体的な例文二つ目は、「馬が合わない人とは関わりたくない」です。人は誰しも、馬が合わないと思う人物とは関わり合いを避けたいと思うものです。そんな時は、この例文を使って「馬が合わない人間との関わりを絶ちたい」との意思を表しましょう。馬が合わない相手と無理をして拘る必要はありません。