脱・フリーターの(戦略的)キャリアデザイン
スピード重視なら営業職。コツコツ型ならエンジニア職も◎
実家暮らしを卒業したいとのこと。まずは年収目標を、一人暮らしが可能となる300万円に設定してキャリアプランを考えましょう。
年収アップのスピードを重視するなら、実力次第でインセンティブやボーナスが期待できる営業職がおすすめです。営業経験を通して身に着く対人折衝能力や目標達成意識は、汎用性の高いスキル。将来的にキャリアチェンジすることになっても、大いに活きる経験となります。
一方で、コツコツ実績を積み重ねるならエンジニアという選択肢も。情報収集能力が高い、継続的な学習が苦にならない、新しい技術をキャッチアップできる人は、エンジニアの適性あり。未経験者からチャレンジでき、長期的な年収アップが見込める仕事です。
営業職で結果を出して、年収を上げる努力を
フリーターからの正社員就職、加えて未経験職種となると、転職での大幅な年収アップは見込めません。しかし入社した企業で活躍し、その実績を武器に再度転職して年収を上げる事は可能です。
営業職でキャリアを積むならば、常に「実績作り」を意識しましょう。年間売上や社内表彰受賞など定量化できる実績は、次回の転職活動で自身の能力をアピールする材料となります。数字に加えて傾聴力や提案力など、定性的なスキルも同時に磨きましょう。
条件のよい企業に転職すれば、自動的に年収が上がるのでは?と思われがちですが、そうではありません。現職で結果を出して現年収を上げることで、次回の転職を有利に進めることができるのです。
成長が期待できる業界を選ぶ
長期的なキャリアプランにおいては、今後の成長が見込める業界を選ぶことが大切。具体的にはIT、通信、医療、介護、建設・建築などが狙い目です。企業単体ではなく、業界自体の将来性も考慮して転職先を決めましょう。
21歳という若さは転職活動において大きな武器。若さと将来性を見込んで、未経験者でも積極的に採用している企業は少なくありません。
転職サイトなどで多くのオファーを受けることもあるかと思いますが、目先の年収や条件面、企業のネームバリューにとらわれることなく、中長期的な視点でこれからのキャリアを考えて下さい。
アドバイザープロフィール
日本若者転職支援センター・伊藤 華苗
新卒で入社した資格スクール大手企業にてマネージャー職を経験した後、現職。主に第二新卒やフリーター、高卒キャリア人材の転職支援を行うキャリアアドバイザー。
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