西東京市にある「田無神社」は、知る人ぞ知るパワースポットです。金龍神・黒龍神・白龍神・青龍神・赤龍神の5つの龍神様に出会える点以外にも、魅力満載!田無神社の楽しみ方をご紹介します。
田無神社について
鎌倉時代に創られた、西東京市の田無にある神社です。ここは五龍神様が住まう神社として、隠れ家的なパワースポットと言われています。
五行思想に基づき、本殿に級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)として金龍が、境内各所に黒龍、白龍神、赤龍、青龍がいらっしゃって、あわせて五龍神として信仰されています。
境内は広く、至る所に龍が隠れています。龍を探したり、触ったりしてご利益を得ながら散策すると良いでしょう。
楽しみ方①5つの龍神様に会う
田無神社の楽しみ方のメインは、やはり5龍神様に会うこと。
金龍神
金龍は、級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)として、田無神社の中心にある本殿に鎮座しています。普段は本殿の扉が閉まっているので、金龍を見ることはなかなかできません。しかし運が良ければ、本殿の扉が開いていることも。
黒龍神
五行説において、冬を象徴する北の方位をお守りしているのが黒龍神様です。北側の入り口に鎮座されています。
水を司ることから厠・浴室などの水回りを守護し、身体健全・夫婦円満・交際運のご利益があります。常に流れる水のように新鮮な空気を保ってくださいます。
白龍神
五行説において、秋を象徴する西の方位をお守りしているのが白龍神様です。南側の入り口から入って、本殿に向かって歩いた左手に鎮座されています。
金属を司り、秋は収穫の季節であることから、倉庫や飲食に関わる場所を守護し、金運・良縁成就のご利益があります。鉱脈を掘り出す様に、豊かな収穫へと導いてくださるそうです。
青龍神
五行説において、春を象徴する東の方位をお守りしているのが青龍神様です。風や樹木を司ることから庭園などを守護し、また、スポーツや芸能の技芸向上・就業成就のご利益があります。
黒龍・赤龍・白龍が座っているのに対して、青龍は立ち姿の龍です。春に新芽が出るように、発展と成長を導いてくださるそうです。
赤龍神
五行説において、夏を象徴する南の方位をお守りしているのが赤龍神様です。南側の入り口に鎮座されています。一見、奥まった場所にあるので、筆者は最初は気づかず通り過ぎてしまいました。
火を司ることから書斎など努力の場を守護し、また、学業成就・勝負運・出世運のご利益があります。人生における灯火の様な先見の明を与えてくださいます。
楽しみ方②隠れ龍を見つける
田無神社には、五龍神様以外にも隠れ龍がたくさんいます!どこにどんな龍がいるのかを探すのも面白いですよ。
白龍の水
赤龍がいる南側の入り口から入ると、右手に現れる手水舎に鎮座する龍。真っ白くて綺麗でした。
手水舎は、田無神社の境内深くより汲み上げられた貴い御神水です。後述する龍神池と水源が同じだそうで、「白龍の水」のほぼ正面に、白龍神がお祀りされています。同行者はお気に入りの石を白龍の水で洗って清めていましたが、洗った後の石はキラキラと輝いていました。
龍神池
田無神社には、本殿近くに小さな池があります。それが龍神池です。この池は、田無神社の賀陽智之宮司の「神社の中に、子どもたちが生きものとふれあえるビオトープを作りたい」という想いから生まれました。ビオトープとは、ギリシア語で、ビオ(命)トープ(場所)という意味です。
筆者はしっかり観察しませんでしたが、この池には、実はメダカとヤゴがいるそうです。潜望鏡があるので、生物好きの方は池の中を観察するのも面白いでしょう。
小さな橋がかかっているのは、神橋です。これは、神様だけが渡る橋なのだそうです。
撫龍
撫龍は、その名の通り撫でる龍です。龍と、龍の舌先にある玉を撫でると、運気向上のご利益があるといわれています。
撫龍は、すべすべしていて気持ちが良いですよ。
そのほかの龍
そのほかにも、至る所に龍がひょっこり現れますので、どこにどんな姿の龍が隠れているかを探しながら境内を散策するのも楽しいですよ。