浮遊する美しい公衆トイレ「SENDAGAYA PUBLIC TOILET」
「GOOD MORNING CAFE NOWADAYS」から徒歩4分の場所に、コンクリートの箱が浮いているような、変わったデザインの公衆トイレがあります。地下鉄都営大江戸線「国立競技場駅」A5出入り口すぐ横にありますが、まさかこの建築物が公衆トイレだとは気づかず、通り過ぎてしまっている人の方が多いかもしれません。
この「渋谷区立 千駄ヶ谷駅前公衆トイレ」は、東京オリンピック・パラリンピック開催の際に、人種や性別、障害、年齢の有無を問わず多くの人々に利用され、スタイリッシュなデザインで渋谷らしさをアピールする目的で作られ、渋谷区と「SUPPOSE DESIGN OFFICE」という建築設計事務所が手がけています。
2020年以降、渋谷区にある公共トイレを再デザインする「THE TOKYO TOILET」というプロジェクトが話題になっていますが、千駄ヶ谷駅前公衆トイレは、それとはまた別のプロジェクトで、東京の美しい公衆トイレ建築スポットの1つになっています。
トイレ内部はどんなかというと、エントランス正面に配置された洗面は共有スペースになっていて、その右横にはベビーシートやベビーチェア、フィッティングボードもある多目的トイレに。また、個室トイレは男女別になっています。
木材が使われたトイレのブースや真鍮のサインや照明が、ホテルのような雰囲気を醸し出していて、暗くて臭くてちょっと敬遠しがちな、通常の公衆トイレのイメージとは全く違います。
箱のようなコンクリートの壁は高さ7.5mありますが、足元は500mmほど浮いていて、天井からも光が差し込むようになっていて明るくて開放的な雰囲気です。内部にある大きな柱2本で、天井から吊られる外壁を支えるような構造になっています。
また、建物の両端にある車椅子の旋回スペースには、将棋会館がある千駄ヶ谷にちなんで、将棋に関する展示がされています。エントランスを入り、左側にある女性用トイレの奥には、藤井聡太棋士が対局中の写真が飾られています。
プライバシーは守られつつも、自然光や風が入り、綺麗で換気も良いデザイン性もある公衆トイレ。「GOOD MORNING CAFE NOWADAYS」や、国立競技場へ訪れた際には、是非この美しい公共建築をチェックするのをお忘れなく!朝から夜まで、公衆トイレ内の光の移り変わりがわかる動画もぜひご覧ください。
この記事を書いたトラベルライターから一言
最近、筆者がはまっている朝活散歩中に見つけたスポットをご紹介しましたがいかがでしたか。東京オリンピックが開催された国立競技場へ、写真撮影や見学などで訪問する際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。朝早い時間帯は、人が少ないので快適に活動できておすすめです。 (bluemoon)
提供・トリップノート
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