妊娠したら肩たたき(マタハラ)も暗黙のルール

労働力の不足が叫ばれる昨今ですが、業界によっては、いまだに「妊娠したら肩たたき」という風潮が残っているところもあるようです。1回目の妊娠では問題なくても2回目の妊娠でいわれるケースも少なくありません。

「周囲に迷惑をかけるから」という理由で妊娠した社員を追い詰めるような言い方をされ、うつ状態になる人もいます。せっかく育児関連の制度は整っているのに「暗黙のルールがあって制度を利用しづらい」と感じる人もいるでしょう。妊娠から出産、そして子どもに手がかからなくなる小学校入学までは約6年間かかります。

この間にあるブランクをフォローする公的な制度と妊娠・育児を理由にしたマタハラに対する厳しい処置を両立させなければ、この問題の解決は難しいでしょう。女性だけに課される「暗黙のルール」。分かりやすい例を取り上げました。他にも飲み会でのお酌やお茶くみ、始業前の机掃除など暗黙のルールが残っている職場もあるかもしれません。女性に課される暗黙のルールが減ることを祈ります。

文・藤森みすず

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