山﨑賢人主演で実写化した映画の続編『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年夏公開)で、原作でも大人気のキャラクター・羌瘣(きょうかい)を女優の清野菜名(27)が演じることが発表になりました。早速公開されたプロモーションビデオで、美しい剣術とアクションを見ることができます。

羌瘣は伝説の暗殺集団・蚩尤(しゆう)のひとりで、特殊な呼吸法を操って自身に神を落として戦う“巫舞(みぶ)”の使い手。戦場では無双ともいえる強さを誇る人物です。以前からSNSではキャスト予想が繰り広げられていましたが、清野の起用には「アクションができてぴったり」「納得の人選」と好意的な意見が多く聞こえました。

 2007年、中学1年生でファッション雑誌『ピチレモン』のオーディションをきっかけに芸能界入りした清野。2011年まで専属モデルを務めたのちに女優へ転身し、今や映画・ドラマ・演劇・CMに引っ張りだこ。プライベートでは2020年に生田斗真(37)と結婚。今春には第一子出産を予定しています。

 ここで改めて、女優・清野菜名の魅力を振り返ろうではありませんか!

ブレイクのきっかけはアクション!抜群の運動神経

 清野といえば、抜群の運動神経で魅せるアクションのイメージを持っている方も多いはず。それもそのはず、高校3年間アクション部に所属し、アクション養成所でアクション俳優・監督の坂口拓のもとでアクションを鍛錬した努力家なのです。

 映画『TOKYO TRIBE』(2014年)のオーディションで披露したアクションが園子温監督の目に止まり、同作のヒロインに抜擢。この映画への出演を機に注目を集め、映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)や、初主演映画『東京無国籍少女』(2015年)でも衝撃アクションを披露。一気に知名度を上げました。

『キングダム2』アクションに期待の清野菜名。“話題作”での熱演を振り返る
(画像=『女子SPA!』より引用)

『東京無国籍少女 [DVD]』(TOEI COMPANY,LTD.)

 その後もドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(2020年、日本テレビ系)や『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ系)でもアクロバティックに活躍しています。

「アクション女優」と言われることも多くなる一方で、その肩書きに苦しむことも。あるインタビューでは「アクションなしでもちゃんとお芝居できるようになりたいと思っていた」と語っており、怪我をきっかけにアクションから一旦離れ、お芝居に集中。そうする中で自信がついていったといいます。(2019年4月19日クランクイン!インタビューより)

朝ドラや話題作に次々出演。役者として大きく成長

 アクションで高い評価を得た一方で、高い演技力が必要な作品にも多く出演し、その存在感を確かなものにしていきました。

 警部補役で出演し、夫・生田斗真との出会いの場となったドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(2015年、TBS系)、黒柳徹子役を演じ全国ネットの連続ドラマで初めて主演を果たした『トットちゃん!』(2017年、テレビ朝日系)、ヒロインの親友役を熱演した『半分、青い。』(2018年、NHK総合)では朝ドラ初出演を果たすなど、話題作に続々出演。

『北の国から』シリーズなど数々の名作を生み出した倉本聰脚本の『やすらぎの郷』(2017年)、『やすらぎの刻~道』(2019~20年)のやすらぎシリーズ(テレビ朝日系)では、計4役を演じる活躍っぷり。「倉本先生にお会いしてから演じること自体が楽しくなったし、役柄を追求する方法を教えていただいた」と語り、この“やすらぎシリーズ”への出演は、役者として大きく成長したきっかけとなったようです。