主婦にとってありがたい働き方を提供してくれる在宅ワーク。
今回はしゅふJOB総研所長の川上氏が実施したアンケート結果や、主婦の声を元にまとめたコラムをお届けいたします。
・在宅勤務をしている、ある主婦の事例
・在宅勤務を望んでいる主婦の割合
・主婦が考える「日本の主婦の働き方」
の順にご紹介します。
在宅勤務をしている、ある主婦の事例
はじめに実際に在宅で働くある主婦の事例をご紹介します。
【事例】
主婦A子さん(75歳/三重県在住)
学習塾の先生で、教室は自宅の二階
子供が小さい時からずっと学習塾の先生として働き続けているA子さん。
「70を越えた今でも働くことができるのは職場が自宅、ということが大きいですね」とA子さんは語ります。
A子さんの職場である学習塾の教室は自宅の二階。
階段を上るだけなので通勤時間は15秒!
というより、そもそも通勤という概念がないのです。
「通勤がない」それは首都圏のような通勤ラッシュを考えるとその環境落差は天と地の開きがあります。
在宅勤務を望んでいる、主婦の割合
以前しゅふJOB総研で女性の働き方について主婦を対象に2つのアンケートをとったことがあります。
そこで得たデータから、ある事がわかりました。
【アンケート1】
女性が活躍する上で企業に取り組んで欲しいと思うこと
・上司や同僚の理解促進・・・62%
・在宅勤務制度の充実・・・50.6%
・保育所等子どもを預ける場所を作る・・・46%
【アンケート2】
主婦が活躍するために適していると思う働き方について
・短時間正社員・・・77%
・パートタイマー・・・61%
・在宅勤務・・・54.8%
・フルタイム正社員・・・14%
これらのデータから主婦の過半数は在宅勤務を望んでいることが分かりました。
やはり育児に介護、家事に追われる主婦にとって自宅にいながら、隙間時間に稼ぐことができる在宅ワークは魅力的に感じるようです。
主婦が考える「日本の主婦の働き方」
ここからは、しゅふJOB総研のアンケートに寄せられたコメントをご紹介します。
日本の主婦が、在宅勤務をはじめとした主婦の働き方についてどのように考えているのかが見えます。
「家事、子育ても、無理なくこなせる働き方がしたい」(50代女性)
「幼い子供を1人で長時間待たせるような事が無い仕組みが無いと、 フルタイムで全ての女性が働くのは無理がある」(30代女性)
とこのような意見が多く寄せられました。
その中でも、印象に残っているコメントがあります。
「子どもの有無で全く時間の使い方が違ってくる」(40代女性)
本来、子どもは国の宝。
生まれてくることが家庭にとってマイナスになるような社会であってはならないはずです。
お子さんがいるかいないかで時間の使い方が変わってくることは仕方がないこと。
それがハンデにならないような仕組みをどう作るかが問われているのです。
そして在宅という働き方は
「子供を保育所に預けなくても済む」
「仕事をしながら育児や家事ができる」
などハンデを克服する一つの答えなのです。
まとめ
近年ではIT環境の浸透に比例してWEBサイトの記事作成業務やECサイトの運営サポートなど新しい種類の仕事が増えてきています。
テクノロジーの進化も在宅でできる仕事の充実に大きく影響します。
そんな変化を間近に見ていると10年後、日本の在宅ワーク事情は大きく変化しているはずだと確信せずにはいられません。
======================= ※この記事は、しゅふJOB総研所長の川上氏が京都新聞・長野日報・陸奥新報・福島民報・十勝毎日新聞等の各新聞にて2016年8月~2017年6月の間に連載された内容をハピパロ編集部にて一部修正をして掲載しています。
提供・しゅふJOBナビ
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