「女性社員は、結婚したら辞めるもの」という考えも今は昔。
今回はしゅふJOB総研所長の川上氏が実施したアンケート結果や主婦の声を元にまとめたコラムをお届けいたします。
・「女性社員=腰掛け」はもう古い!
・しゅふJOB総研が、働く主婦の声を聞き続ける理由
・「人材」という言葉の、本当の意味
の順にご紹介します。
「女性社員=腰掛け」はもう古い!
まず初めに、男性管理職は「女性社員」という言葉にどのようなイメージ持っているのでしょうか。
一昔前と現在のイメージを比べてみました。
【一昔前】
・男性社員の花嫁候補として入社している
・結婚したら、ほとんど寿退社する
と「腰掛け社員」のニュアンスが含まれた言葉である「女の子」と一括りに呼ぶ男性管理職が多かった様子。
【現在】
・男性よりも優秀な人材の比率が高いこともある
・新卒採用でグループ面接をしていると評価が高い学生は女性であることが多い
など女性に対してプラスなイメージを持っている男性管理職が増えた印象です。
これらのことから一昔前と比べて女性社員に対するイメージは変化していることがわかります。
働く主婦の声を聞き続ける理由は?
女性は結婚や出産などで家庭をマネジメントする立場になると「主婦」と呼ばれるようになります。
15歳から64歳までを生産年齢人口と言いますが仮に30歳で結婚した女性が64歳まで働き続けた場合30年以上も「主婦として働く」ことになります。
そんな働く主婦たちの本音を聞くためにしゅふJOB総研では主婦に特化した人材サービスをご利用いただいている約15万人の登録者に向けて定期的にアンケートを行っています。
回答者の年齢の多くは40代ですが、20代もいれば70代もいます。
また回答人数はテーマによって変動しますが、200人~1000人程度です。
このアンケートやフリーコメントから主婦層だけにとどまらず女性と仕事にまつわる色々な事が見えてくるのです。
「人材」という言葉の本当の意味
ところで皆さんは先ほどの「優秀な人材」という言葉にあった「人材」の意味をご存知でしょうか?
「材」という字から材料の意味に誤解されることが多いようですが辞書には以下のように記載されています。
【人材】
「才能があり、役に立つ人。有能な人物。人才。」(参照:デジタル大辞泉)
つまり人材とは「人の持つ才能のこと」なのです。人材サービス業界は優秀な女性人材の宝庫です。
しかしながら一昔前はどの業界でも男性優位の風土を持つ企業が多かったように思います。
しかし年月を追うごとにそのような風土を持つ会社は少なくなってきていると感じます。
まとめ
今や働く女性に対して「女の子」は死語。
しかしまだ社会全体が、そして女性自身が過去のイメージに縛られていると感じる場面も多々あります。
この記事が人材としての女性の優秀さを認識する一助となれば幸いです。
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※この記事は、しゅふJOB総研所長の川上氏が、
京都新聞・長野日報・陸奥新報・福島民報・
十勝毎日新聞等の各新聞にて、
2016年8月~2017年8月の間に連載された内容を
ハピパロ編集部にて一部修正をして掲載しています。
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提供・しゅふJOBナビ
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