転職のプロからのアドバイス
1. インフラエンジニアは将来性のある仕事
通信ネットワークは、現代社会になくてはならないもの。その基盤を支えるITインフラエンジニアは不況下でも需要が多く、将来性も期待できる仕事です。
相談者様は仕事そのものよりも、既存現場の作業に忙殺されてスキルアップできない環境に不満があるとお見受けしますので、インフラエンジニアとして他社への転職も視野に入れてはいかがでしょうか?運用監視現場の仕事だけでなく、新規立ち上げやマネジメント業務を任せられる経験者を求める企業は多数あります。
2. プリセールスや導入コンサルも検討を
ネットワーク関連の知識は、プログラミングやアプリ開発スキルに比べて、経験を活かせる場所がどうしても限定的になりますが、IT関連の基本的な知識と経験を活かせる仕事は存在します。
例えば社内SEやIT・セキュリティコンサルタントは、インフラエンジニアとしての経験が活かせるでしょう。また、コミュニケーション力に強みがあるとのことなので、大幅な方向転換として、プリセールスや製品導入コンサルも検討しては。
営業と同行して自社製品の詳細を説明したり、導入フローの具体的な提案やサポートができるプリセールスは、主に大手電子機器メーカーなどで採用ニーズが高まっているポジション。経験を活かして年収アップも狙える仕事です。
3. エンジニアは年齢バイアスの影響が少なめ
一般的には20代よりも30代の方が転職の選択肢が狭くなる傾向があります。しかし、インフラエンジニアに関しては年齢による影響は少なめ。年齢よりもスキルセット重視での転職になる可能性が大きいといえます。
エンジニアの27歳は、まだまだキャリアパスが広がる年齢です。現時点ではまだ転職についての確固たる希望や方向性が見えていないのなら、30代、40代と将来に向けてキャリアの選択肢を広げるにはどうすべきか?という長期的な視点から考えてみてはいかがでしょうか。
インフラエンジニアとして、より専門性を極めるか、それとも別の可能性を探るか。ご希望をお聞きした上で、業界の動向を踏まえたアドバイスをいたしますので、ぜひご相談ください。
今回のお悩み相談員
転職エージェントSwitching SaaS 貴志 麗香
新卒で大手ITアウトソーシング会社にてバックオフィスを経験した後、国家資格キャリアコンサルタントを取得し、人材業界へ転職。経験を元にIT、WEB、ゲーム業界の転職に特化したエージェント・Switching SaaSを立ち上げる。
提供・転職の地図
【こちらの記事も読まれています】
>【ビジネス】コピペ可!年末のご挨拶メールテンプレート
>【コラム】『女性の社会進出』の歴史
>【ビジネス】相手に初めて送るビジネスメールの書き方【着任などのご挨拶メール】
>【ビジネスマナー】オフィスカジュアルとはどんな服装のこと?
>「働く理由」がわからない!お金以外に働く意味なんてある?