Apple Watchはもう古い? 指輪のようなウェアラブルデバイス
●Oura Oura Ring generation 3 価格:299ドル(約3万4500円)/重量:約4g/厚さ:2.55mm
ガジェットが大好きな筆者だが、実はスマートウォッチはあまり得意ではない。時計はファッション性を重視したいからだ。しかし、スマートウォッチによる歩数や心拍計測などの機能は大好きで、常に計測していたい。この願いを叶えてくれたのが「Oura Ring generation 3」だ。
Oura Ringは指輪型のウェアラブルデバイスで、スマートリングとも呼ばれる。心拍、呼吸数、体温、歩数などを指から測定し、アプリに記録。独自の評価指数に準じてスコアリングし、自身の体調を表示・予測してくれる。そう、この小さなリングで、筆者がスマートウォッチに求めているスマート的要素をほとんど満たしてくれているのだ!
’15年に登場した指輪型のスマートリング、その第3世代にあたる。今までは睡眠トラッキングしかできなかったが、第3世代からは活動時でもログを取れるようになった
本機は第3世代にあたるが、第1世代と第2世代は睡眠トラッカーのためのデバイスだった。睡眠時の呼吸や心拍を記録することを目的としており、指輪型だから装着感も快適というのが利点。発売時はコロナ禍により健康が意識された時期。本機は高い精度でコロナ発症(※)を予測できるといわれ、NBA選手や著名な企業のCEOが導入したことでも話題となった。 (※編集部注 参考:2020年5月29日techcrunchより)
その頃からOura Ringが気になっていたが、「センサーを積んでるのに睡眠時しか使えないのはもったいない」との理由から見送っていた。そこを克服し、睡眠時以外でも使えるようになったのが今回の第3世代というわけだ。
歩数や心拍は24時間記録、ウォーキングやサイクリングなどは自動でアクティビティを判別してワークアウトとして記録してくれる。驚いたのが30分程度の昼寝でも「昼寝」としてしっかり認識された点だ。仕事をサボろうものならバッチリ記録されてしまうだろう。
デザインが4種類から選べるのも良い。ウェアラブルガジェットは、いかにもガジェットな見た目をしているものも少なくないが、本機はアクセサリーとしても十分に映える質感をしている。ガジェットっぽさが理由でウェアラブルを敬遠する人であっても、このリングであれば受容できるだろう。むしろ、初見ではスマートリングとわからないかも。
バッテリーは4~7日もつし、歩数や心拍も計測できるし、好きな時計も着けられる。Oura Ringは、ここ数年で買ったウェアラブルデバイスの中でもピカイチの出来栄えだ。
Oura Ring generation 3のここがスゴイ!
リング内側を見ると光学式心拍計のほか多数のセンサーが搭載されているのが見える。一見するとアクセサリーなのに、内部には大量のテクノロジーが詰まっているなんて、これぞロマン!
ヤマダユウス型
<文/ヤマダユウス型>
【ヤマダユウス型】 楽器、カメラ、イヤホン、ゲームが好きなフリーライター。主にガジェット関連の記事執筆や取材を行っている ヤマダユウス型
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