アロマセラピーは、精油を使った病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする療法です。

1937年にフランスのルネ・モーリス・ガットフォセという香料化学者が作ったと言われています。

ストレス、うつ病、不安、睡眠の質、月経困難症、女性の性欲の刺激、疼痛などに有効で殺菌作用を持つ精油は、石鹸などに配合されたりもしています。

現代では、予防医学の観点からアロマセラピーを受ける人も多く、アロマセラピストも人気の高い職業のひとつです。

では、どんな人がアロマセラピストに向いているのでしょうか。

適性や成功しやすい人を見ていきましょう。

アロマセラピストとは?

アロマセラピストはどのような仕事をしているのか紹介します。

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

アロマセラピストってどんな仕事?

アロマセラピストのお仕事は、ひとことで言うと「お客様に癒しを提供するお仕事」になります。香りのプロとして、オリジナルのアロマオイルを作ることもできます。

何をするの?

精油に関する正しい知識を使ってお客様の問題にアプローチしたり、いくつかの精油をブレンドしたアロマオイルを使って施術をすることが、メインになります。

カウンセリング

アロマセラピーを受けたいお客様は、何か悩みや問題を抱えていることが多いです。

その悩みをうまく引き出してあげることが、最適な癒しの提供への一番のカギとなります。

お客様は何を解決したいのか、に着目してお話を聞くようにしましょう。

アドバイス

アロマセラピーは「心身の病の予防や治療を行うこと」なので、どのアロマが良いかを判断して、ご提案します。

精油を使用したものに限り、医療的な補助療法や代替療法としてのアドバイスも可能です。

アロマトリートメント

お客様の体やお顔に、アロマオイルを用いてマッサージなどの施術を行います。

専門のサロンのほかにも、エステサロン、温浴施設、ホテル等で、アロマトリートメントを受けられるところが増えてきています。

アロマセラピストに向いている人の8つの特徴

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

では、実際にアロマセラピストに向いている人はどんな人なのでしょうか。

下のチェックリストで確認してみてください。

アロマセラピストに向いている人の8つの特徴

  1. 人と接するのが好き
  2. 聞き上手
  3. 気配りができる
  4. 向上心が強い
  5. 精神が安定している
  6. 美容や健康に興味がある
  7. 物事を多角的に捉えることができる
  8. ホスピタリティを提供できる

いくつ当てはまりましたか?3つ以上当てはまれば、適性ありです!!

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

人と接するのが好き

アロマセラピストは接客業です。たくさんのお客様とお話をしながら、最適なオイルをご提案していきます。そのため、ある程度のコミュニケーション能力はあったほうがいいでしょう。

聞き上手

アロマセラピストの真髄はカウンセリングにあると言っても過言ではありません。そのため、お客様のストレスの元をうまく聞き出すことが重要になるので、この人になら悩みを話したい、と思ってもらえるといいですね。

気配りができる

お客様の肌に実際に触れて施術をする際に、ちょっとした気配りができるだけで、グッと印象が上がるものです。特に初めて施術を受けるときは、緊張もしているはずですので、いつも以上の気配りが必要になります。

向上心が強い

精油の知識や、身体のことなど、セラピストに知識があればあるほど、お客様へのご提案の幅は広がります。最低限の知識や技術で満足せずに、常にスキルアップをはかれる人は向いている人です。

精神が安定している

悩みを抱えたお客様の話を聞くのは、正直大変です。お客様と一緒に暗い気持ちになってしまっては元も子もないので、笑顔で癒しをご提供することが重要になります。そのためには、セラピスト自身の精神が安定していると◎

美容や健康に興味がある

施術者として、清潔感があることはもちろん。美容や健康に興味をもって、ご自身も輝いていたら、アドバイスにも説得力が出ますよね。

事を多角的に捉えることができる

お客様はカウンセリングで明確に悩みを提示してくれるとは限りません。お話を聞く中で、いろんな可能性を探っていけるとよいでしょう。それには、ひとつの話をいろんな視点で見ることが必要です。

ホスピタリティを提供できる

「アロマセラピー=癒しの提供」です。お客様は、サービスのその先のホスピタリティを求めてご来店されます。「他者の喜びが、自らの喜び」といえる“ホスピタリティ”の持ち主であること。実はこれが一番大事かもしれないです。