子どもたちがLINEやSNS、オンラインゲームのチャットなどを通してトラブルや犯罪に巻き込まれたという報道を目にする機会が増えています。子どものインターネット端末利用に関しては、保護者がどこまで制限をかけるべきなのか頭を悩ませるところです。  

小学生のスマホやりとり、監視する保護者が63%。“裸の写真を送り合う”などトラブルも
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです

 そこで今回、「テラコヤプラス by Ameba」がインターネット端末を利用している小学1年生~高校3年生の子どもの保護者を対象におこなった、「子どものチャットなどに関するアンケート」の調査データを紹介します。調査からは、小学生の保護者の63%が子どものチャットを監視したことがあるなど、苦心する親心が見えてきました。

ネット端末を利用する子ども、2人に1人が自分専用スマホあり

 まずは、子どものスマートフォン所持率についてです。

小学生のスマホやりとり、監視する保護者が63%。“裸の写真を送り合う”などトラブルも
(画像=『女子SPA!』より引用)

出典:子どものチャットなどの利用に関するアンケート(テラコヤプラス by Ameba)/以下同

「子どものスマートフォンの専用・共用について」という質問に対して、「子ども専用」と答えたのは556人で54.2%。インターネット端末を利用する子どもの約2人に1人が自分専用のスマートフォンを所持していることがわかりました。

チャットなどによるトラブルも

 では、子どもたちはどの端末でチャットなどを利用しているのでしょうか。

小学生のスマホやりとり、監視する保護者が63%。“裸の写真を送り合う”などトラブルも
(画像=『女子SPA!』より引用)

 利用割合で最も高かったのは、「スマートフォン」で66.3%、次いで「ゲーム機器」で28%でした。  いずれの端末でも、子どもにチャットを利用させてない保護者にその理由を聞いたところ、やはり「いじめなどへの発展を心配している」という意見が多く、「そもそも学校から禁止されている」という声もありました。

 子どもたちに人気のオンラインゲームでは、“ボイスチャット”ができるようになっているものが多くあります。2019年11月には、オンラインゲームを通じて知り合った男性に当時小学6年生の女児が連れ去られるという事件もありました。ほかにも、チャットなどによるトラブルについての経験談が寄せられたので、いくつかご紹介します。

「小学生の男の子たちが、遊び半分でお互いの陰部を撮影し、グループLINEで共有していたと問題になった」(小学5年生の保護者) 「同級生とその従兄弟から、お金を要求された。本人は誰にも言えず、なんとかお金を集めようとしていたが、その様子がおかしかったので、チェックしたところ事実が発覚した。私が相手の両親に話し、事なきを得た」(中学3年生の保護者) 「中学生の時、クラスの男子から裸の写真を送って欲しいとメールがきた時、子どもはびっくりして私に相談してくれた」(高校3年生の保護者)