2月8日(月)夜(現地時間)、第94回アカデミー賞授賞式の各部門のノミネーションが発表され、西島秀俊が主演を務める日本映画『ドライブ・マイ・カー』がノミネートをはたした。

『ドライブ・マイ・カー』がノミネートされたのは、作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門。作品賞と脚色賞へのノミネートは日本映画として初とだけあって、国内でもこの快挙は話題となっている。また、同作はバラク・オバマ元米大統領が先日、お気に入りの映画としてあげたことでも知られている。

『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹による珠玉の同名短編小説が原作。新進気鋭の映画監督・濱口竜介が、この作品に惚れ込み映画化を熱望、西島秀俊、三浦東子、岡田将生らをキャストに迎え制作。今夏開催された、「第74回カンヌ国際映画祭」では、脚本賞ふくむ全4冠に輝くなど、国内外から高い評価を獲得している。

主人公の家福(演:西島秀俊)は、演出家として働きながら、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残して、とつぜん他界してしまう。そして、2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごしていくうちに、あることに気づかされていく――。

今回、第94回アカデミー賞に4部門もノミネートされたことを受け、俳優の西島秀俊、女優の三浦透子、そしてプロデューサーの山本晃久、脚本家の大江崇允は、米Entertainment Tonightにコメントを寄せている。