第94回アカデミー賞授賞式の各部門のノミネーションが、2月8日(月)夜(LA時間朝)に発表された。

注目すべきは、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』。本作が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、作品賞と脚色賞へのノミネートは日本映画として初の快挙となった。

また最多ノミネートは、作品賞を含む11部門12ノミネートされた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。続いて『DUNE/デューン 砂の惑星』が作品賞含む10部門にノミネート。続いて、スティーブン・スピルバーグがメガホンをとったミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』ケネス・ブラナーが半自伝的に描いた青春物語『ベルファスト』が、それぞれ7部門にノミネートされている。

今年も新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの作品は興行収入が激減。今回いくつかの部門でノミネートされている『ウエスト・サイド・ストーリー』や『ベルファスト』は批評家たちから高評価を得た一方で、劇場チケットの売れ行きはイマイチだったようだ。そんな中、最多部門にノミネートされた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』や『ドント・ルック・アップ』など、今年もストリーミングサービスの作品に注目が集まっている。

日本では、3月28日(月)午前7:30からWOWOWにて、同授賞式が独占生中継・配信される。WOWOWの放送では、授賞式当日、案内役のジョン・カビラ、宇垣美里とともに、スペシャルゲストとして中島健人(Sexy Zone)、スタジオゲストには河北麻友子、町山智浩が授賞式の熱気と興奮をリアルタイムで伝えていく。