こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。ぽっちゃり女子ブームが続いていると言われるけれども、婚活の場ではどうなのでしょうか?
この度、身長150cm台前半・体重70kg台で結婚相談所で結婚したWEBライターのハナコさん(Twitter:@Konkatsu_Hanako)に取材をすることにしました。
「ぽっちゃり体型のまま婚活・結婚しました」Twitterなどで自らの体験を綴る、婚活ライターのハナコさん
海外ではプラスサイズモデルが人気だったり、ありのままの自分を認めようという声が高まったりしている昨今。ですが少なくとも日本の婚活市場では「ぽっちゃり女子ブームなんて嘘」とハナコさんは断言します。その理由とは?
街コンでハズレ扱いされ辛い思いも。アプリで会えたのは0人
ハナコさんが結婚相談所に入会したのは結婚願望のない元カレと別れてしばらくたってからの25歳のころ。結婚相談所の中で25歳はかなり若い部類です。
「街コンに参加したら男性が二人で話しているのが聞こえて。どっちが私の友達の前に座るかで揉めてました。私はハズレ扱いです。街コンはツラいなと思いました。マッチングアプリは『いいね』は来ますが、会う気があるような男性は0人でした。まだ結婚相談所で出会う男性の方が紳士的でよかったです」
結婚相談所に入会するまでも、婚活は辛いことだらけだったと語るハナコさん。ネットで婚活について調べれば、仲人ユーチューバーが「太った女は結婚できない」と話すのが目に入り心を痛めるような日々。 結婚相談所の無料説明会で明らかに横柄な態度をとられたこともありました。逆に何の根拠もなく「うちは大手で会員もたくさんいるので大丈夫ですよ」と自社の宣伝だけしてくる大手結婚相談所もあったそうです。
ハナコさんは事前に自分の立ち位置を厳しめだと認識していたため、申し込み人数と担当者からの紹介人数、あとは担当者に似た体型の人がいたことから、ある結婚相談所を選び入会しました。 担当者は「大変な戦いになりますがそれでも頑張るなら全力でサポートします」と言ってくれたそうです。
片っ端から申し込んで全滅…からの快進撃!
婚活服探しも「服がない」と困ったそうで、百貨店を3つ回って着られるものが2着あるかどうかだったそうです。妊婦っぽくみえないようにワンピースではなくセパレートにして、Vネックにして少しでもすっきり見せるように工夫しました。
「結婚相談所についても事前にいろいろ調べていました。入会して申込がたくさん来る時期を入会バブルというそうですが、25歳なのに私はバブルもなく、登録して1か月で男性から来た申込は1件だけ、しかも30くらい年上の男性で凹みました。次の月も1人来たけれど地方の農家の方で“嫁に来てくれる女性”を探しているようでした」
月の申し込み枠が200人だったため、はじめは5歳年上年収400万円以上で検索して片っ端から申込んだハナコさん。ところが全滅だったそうです。次は年齢を10歳以上の年上もOKにして年収も300万円台まで広げて申し込みしたところ、10人に1人ぐらい申し込みを承諾してもらえるようになりました。
「ただそれでも、持病があるとか事情のある方も多かったです。申し込みを受けてくれたのにあとでプロフィールを見て嫌になったのかお見合い日程がなかなか決まらず、平日夜の希望しか出さない方もいました」
プロフィール写真では髪があるのに、会ってみると薄毛という男性もいたそうです。写真を盛るのは、女性に限ったことではありませんね。ハナコさんは結婚相談所で成婚退会するまでの間に約10人の男性に会い、中で男性の方から断ってきたのはその男性のみ。他の全員から「交際希望」が来ました。
ハナコさんはお見合い時に「ジムに行っている」ということは話すようにし、現状から変わる努力をしていることも伝えていたそうです。 9割から「2回目会いたい」と思われるのはかなり良い方でしょう。2回目のデートに進んだのは、そのうち3人でした。