岐阜県恵那市の山間にある道の駅「おばあちゃん市・山岡」。敷地面積としてはさほど大きくない道の駅ですが、見どころが凝縮されています。今回は「おばあちゃん市・山岡」の見どころを紹介します。
道の駅「おばあちゃん市・山岡」
岐阜県恵那市の山間に、平成15年にオープンした道の駅です。
駅名の由来は、高齢者の方々の生きがい作りの場として、以前からこの地域にあった市場の名前「おばあちゃん市」がそのまま、駅名として利用されました。
駅の横にはダムがあり、施設内ではダム整備によって水没した地域の歴史を象徴する、水車や石造アーチなどが展示されています。
駅の売店では地元のおじいちゃん、おばあちゃんが丹精込めた育てた新鮮な野菜などを購入できます。
それでは早速、道の駅「おばあちゃん市・山岡」の見どころをご紹介していきましょう。
【1】日本一の木製水車
水輪の直径が24mにもなる巨大水車で、木製水車としては日本一の規模を誇ります。
駅名にも入っている「山岡地区」では、昔から陶石を砕くのに水車が活用されてきました。特に小里川ダム整備によって水没した地域に多くの水車があった為、ダムの完成を機に地域の産業遺産のシンボルとして、駅内に水車が建てられました。
【2】興運橋(ようんばし)
通称「めがね橋」とも呼ばれます。1920年当時に多治見電灯所(現在の中部電力)が、小里川第三発電所に行くために整備した、長さ20.1m幅2.7mの三連式石造アーチ橋です。小里川ダムの整備により水没する地域にあった為、駅内に移設されました。
【3】幸せの鐘
平成24年に新モニュメントとして駅内に建てられた鐘です。多くの人が、出会い、結婚、出産、合格、健康など様々な思いを込めて鐘を鳴らしています。
鐘の上部にあるおじいちゃんとおばあちゃんが仲良く手をつないだオブジェに癒されます。
【4】小里川第三発電所「発電機」
大正14年から平成5年まで69年間に亘り、環境保全や発電の為に稼働した小里川第三発電所は、小里川ダムの建設に伴い平成14年に撤去されました。
駅内では小里川第三発電所で活躍していた発電機が展示されており、自由に見学する事ができます。