体のどの部分にトラウマは残りやすいのか

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

これもあくまで個人の感覚ですが、喉や首を使うポーズ(ライオンのポーズ、鋤のポーズやショルダースタンド、音を出す呼吸法や、マントラを唱えるなど)、胸を開くポーズ(コブラのポーズやラクダのポーズなど)、太ももの後ろハムストリングスを使うポーズ(パーシュボッターアーサナ、ハヌマーンアーサナなど)、をするときに、生徒さんの多くがつまづいたり、拒否感を示したり、ときに涙することが多いと感じます。

つまり、喉・首・腿裏〜腰あたりにトラウマを残している人が多いのではないかと感じています。

私自身、どんなに練習をしても動かしにくいパーツやどうしても可動域や柔軟性が上がらないパーツがあり、これは骨格や体格の問題の可能性もありますが、一方で、心が制限をかけている可能性も大いにあると自覚しており、これは自分でも気づいていないトラウマと関係しているのかもしれません。

ヨガでトラウマがケアできるのか?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

私はイエスだと思っています。

ヨガでトラウマを解消するのは時間がかかるかもしれませんし、有効な方法かどうかもわかりません。

トラウマが解消できたとしても、それはヨガのさまざまな効能の中でも「おまけ」のようなものだと思います。

ただ、日々、自分の肉体と向き合うことで、心の声を聞いてあげられることに間違いありません。

悲しかった記憶を思い出し、そこに向き合うのは容易ではありませんが、単純に肉体と向き合いそこから何らかの記憶が出てくる場合、それは辛い作業ではなく、誰かに受容してもらったような安心感の方が大きいと感じます。

私の場合ヨガの最中に嫌な記憶を思い出しても「ああ〜そうだったね」「あの時は辛かったね」「思い出したよ」「でももう大丈夫」という気持ちになれるのです。

この辺りはあくまで個人の経験ですが、ヨガがセラピーでもあるというのは間違いないと思っています。

みなさんもヨガをしていて、何かを思い出したり、涙が流れたりすることがあると思います。

それは間違いなく癒しであり、浄化でもあると思います。

トラウマ解消のためにヨガを行うのではなく、日々のヨガを通じ、自分の内側にためているネガティブな記憶や感情を、無理なく、ゆっくり手放していければ良いのではないでしょうか。

提供・yoganess



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