「公務員」や「地方支社がある企業」に勤める夫を持つ主婦にとって、夫の転勤はいつ来るか分からない大きな生活の変化です。
そうなったら、あなたならついていきますか?
ついていくとしたら今の生活や、仕事、人間関係は一体どうなるのでしょうか?
実際の主婦に聞いた声をまとめました。
夫の転勤についていく?主婦の決断は?
夫がもしも転勤になったら、「基本的にはついていく」と答える主婦が8割近くいるそうです。
それでは、夫の転勤について行った人と、ついて行かなかった人からよく聞かれる声をご紹介します。
•転勤についていった場合どうなった?
・物価が安くて子どもを育てやすい環境になった。
・実家に近くなり親が喜んでいる。
・転勤なので、会社に住居が保証されている。
・転勤前の友人たちと疎遠になった。
・今までしていた業種の仕事が見つけにくく、パートもしていない。
•転勤についていかなかった場合どうなった?
・今までの仕事や人間関係などを保てる。
・子どもの受験先や学校が変わらなくて済み、ほっとしている。
・夫からの子育ての助けが得られないので、子どもの病気や学校行事に一人で対応しなければならない。
・子どもが夫に懐かなくなった。夫のいない生活に慣れてしまって戻れる気がしない。
夫の転勤についていくと、生活面では安心ですが、「仕事のキャリア」や、「人間関係を保つのは難しい」というデメリットがあります。
逆についていかなかった場合、「夫のいない生活に慣れてしまう」という展開も考えられます。
子どもがいると生活を変えたくない反面、夫の手助けがなくなるのも、女性にとっては大変なようです。
夫の転勤についていって困ったこと、驚いたこと
次に、夫の転勤で地方に移った主婦のみなさんから聞いた、事前に知っておきたい「体験談」をご紹介します。
•体験談:お家編
「最初は2年の転勤が結果的には無期限になり、念願のマイホームを地方で買うことに。路線や駅もよくわからず、かなりあてずっぽうで購入。」
持ち家で苦労した話はよく聞きます。マンションを購入していたので転勤の間は賃貸に出していたという人や、1年で売りに出したという人もいます。
•体験談:子ども編
「子どもが幼稚園に上がることになったが選択肢がなく、近隣が皆同じクラスに。」
こちらは地方へ転勤になった人あるあるです。
特に社宅に入ると、子どもが皆同じ幼稚園や学校で、買い出しに行くスーパーも同じ、まるで一つの町のようです。
小学校では授業の進み具合が違って子どもが苦労したという話や、帰ってきたら子どもがいきなり方言を習得していたという笑える話もあります。子どもは順応力が高いですね。
•体験談:生活編
「気候が違いすぎて持っていた服が役に立たない」
「お気に入りだったコーヒーやココアなど、意外なものが手に入らない」
他にも、スノータイヤが常備になった、など新天地での生活はいろいろと変化があるようです。
生活が変わって大変な反、面楽しいことも多いようですよ。
転勤先でも仕事がしたい、主婦のパート探しのタイミング
夫の転勤についていくことになったら、主婦は今の仕事を辞めることになる場合がほとんどになります。
転勤先での仕事探しのタイミングですが、いつ頃始めるのがよいでしょうか?
今はインターネットの時代ですから、転勤前から仕事先の候補探しをすることができます。
転勤先の求人情報をネットで見るなどして、傾向を掴んでおくと良いですね。
しかし転勤先でパートに就くためには、生活基盤を整えることも必要です。
住民票を移して新しい家に落ち着かないと、履歴書に現住所も書けません。
子どもがいれば転校、転園の手続き、ネットや電話の接続なども急務です。
パートで働くためには、扶養控除や保険証の問題も出てきますから、先に夫の手続きを済ませてほしいところです。
実際の仕事探しは、それが済んでからでも遅くはありません。
転勤先でも、パートのお仕事は見つかりますが、首都圏と違い、業種によっては見つけにくいパートもあります。
IT関係、コールセンターなど、人口が密集している首都圏ならではの仕事が少なくなります。
その点、医療事務や看護士などはどの地域でも絶えることはありません。
まとめ
転勤族は高給取り…など羨まれて言われることもありますが、実際に夫についていく主婦にとって、生活が変わるのは大変なこと。
また転勤があるかもしれないと思い、働き方をパートやパート派遣に限定せざるを得ない人も多いようです。
それでも知らない土地でのパートのお仕事は、金銭面だけではなく、知人ができたり、近隣の有益な情報を知れたりするので、お家にひきこもっているより得られるものがたくさんあります。
新しい土地での生活は、楽しいこともたくさん待っていますよ!
ぜひ良いパート先を見つけて、楽しい新生活を送って下さい。
提供・しゅふJOBナビ
【こちらの記事も読まれています】
>主婦がフリーランスを始めるなら!よくある注意点、お仕事の探し方をご紹介します
>「仕事はランチタイムだけ!」子育て主婦に人気の隙間時間でできるパートとは
>仕事のレベルが上がる<メモ・ノート術>!5つのコツ
>パート通勤の定番!「自転車通勤」で気をつけたい3つのポイント
>50代・女性のパート就活、服装はどうしたらいい?面接のコツもご紹介します!