冬の到来と共に、遠くの国から寒さをしのぐために渡り鳥が日本にやってきて羽を休めます。その中には白鳥もおり、冬の風物詩として美しい姿を見せてくれます。今回は、そんな姿を一目見たい、写真に収めたいという人必見。群馬周辺で、渡り鳥や白鳥が飛来するオススメスポットをご紹介しましょう。
【多々良沼・ガバ沼】群馬県館林市
群馬県館林市をメインに、お隣の邑楽郡邑楽町にもまたがる群馬県立多々良沼公園。総面積98haを誇る広大な園内には、自然ふれあいエリア、いこいと花のエリア、そして野鳥と湿原のエリアがあり、四季折々の自然を楽しめます。
日本遺産の里沼として認定されている多々良沼ですが、冬になると渡鳥が飛来することでも有名。多々良沼に佇む浮島弁天の近くでは、カモなどの渡り鳥とともに多くの白鳥も見られます。
また同じく多々良沼公園内にあるガバ沼でも、白鳥の姿を観察できますよ。例年11月下旬頃から飛来し、1月下旬から2月上旬にピークを迎えます。コハクチョウやオオハクチョウの姿を間近で見られます。
【渡良瀬遊水地】群馬県邑楽郡板倉町
群馬・栃木・埼玉・茨城の4県に跨る渡良瀬遊水地。明治から昭和時代に洪水や鉱毒の対策のため、渡瀬川に作られた日本で最も大きい遊水池で、第1から第3の調整池があります。
2012年ラムサール条約に登録され、2,500haもの広大な敷地には多くの植物が茂り豊かな自然が広がります。また多くの生き物も生息し、年間を通じて野鳥が観察できるのはもちろん、冬になるとカモや白鳥の飛来も確認されています。
3つの調整池のうち一番大きな第1調整池である谷中湖周辺では、数は多くはありませんが、白鳥の飛来も確認されているので、美しい姿を見られるかもしれませんよ。
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