人気映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)のドク役で知られる俳優のクリストファー・ロイドが、同作で主演俳優が変更された時に抱いた不安について明かしている。

映画史に残るSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。この映画で主人公マーティ・マクフライを演じているのは俳優のマイケル・J・フォックスだ。しかし実はこの作品で主演に抜てきされたのは、若手イケメン俳優のエリック・ストルツであった。

製作開始から6週間が経った時、映画製作陣がエリックはこの役にふさわしくないと感じたため、降板させられることとなった。その後、マイケルが起用され、その後、マイケルが起用され、マイケルは夜間に映画撮影、昼間にドラマ「ファミリータイズ」の撮影を行うという契約となった。

今回、雑誌「GQ」のインタビューに登場したクリストファー・ロイドは、映画でエリックからマイケルに引き継がれた時の心境について語った。

クリストファー・ロイドは、「エリック・ストルツはすばらしい俳優だ。ある晩、ショッピングモールの冒頭のシークエンスを撮影していたら、午前1時にあるトレーラーに来るように言われたんだ。スティーヴン・スピルバーグがそこにいて、(役者の)変更のアナウンスをしたんだよ」と、当時を振り返った。