下町情緒溢れる足立区北千住駅。駅前を離れ、町を歩くとアットホームな銭湯に数多く出会うことができます。この記事では、北千住駅西口エリア元住民の筆者が、西口にある銭湯を4軒ご紹介していきます。それぞれ違った趣があり、気分によって使い分けて訪問すると楽しめます。本記事のラストには銭湯マメ知識も盛り込みました。さっそく見ていきましょう!

【1】いい香りに包まれたい時はココ「タカラ湯」

生薬風呂の香りが特別!

タカラ湯には、生薬風呂があります。赤と茶色を混ぜたような色合いのお湯で、血行促進や保温効果等があります。

浴場内はこのお湯からのいい香りで満たされています。漢方のような独特の香りに包まれながら、ゆっくりと入浴を楽しむことができます。

筆者は何度もこの湯に浸かりに来ていますが、かつて一度だけ生薬風呂でないときがありました。「絶対にこのお湯に入りたい!」という方は、念のため、事前に確認してみてもいいかもしれません。

【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)

縁側から日本庭園を満喫!

タカラ湯は「キングオブ縁側」というユニークな異名を持ちます。その名のとおり、縁側から見る日本庭園がとっても美しいです!

ただ、縁側に出ることができるのは、男湯のみになります。脱衣所から縁側へ移動することが可能です。入浴後、洋服を着る前に涼むことができます。

女湯には縁側がありませんが、水曜日だけは、男湯と女湯が入れ替わるようになっています(2018年5月現在)ので、縁側からの景色を見たい女性の方は、水曜日の訪問がおすすめです。

【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)
【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)

【2】自然を感じたい時はココ「ニコニコ湯」

本物の富士山の岩がある!

ニコニコ湯は内装が自然を感じさせるデザインとなっています。

特にお湯が流れてくる部分の大きな岩は、実際に富士山から運ばれてきたそうです。黒くてごつごつした岩は、富士山を彷彿とさせ、迫力があります。

植物も本物でずっと見ていても飽きない雰囲気です。

【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)
【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)

塩サウナ&プールが楽しめる!

ニコニコ湯には、なんとプールがあります。子供が一人で泳げるくらいの長細い造りになっています。

プールは銭湯内に一つしかありませんが、日替わりで男湯と女湯が入れ替わるため、行く日を考えれば男の子も女の子もプールの練習が可能です。

また、200円で塩サウナが楽しめます!こちらは事前にフロントでお塩を購入しましょう。サウナもプールが付いている方の浴場にあります。

【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)

【3】特に物思いに耽りたい時はココ 「金の湯」

露天風呂の空間が特別!

金の湯(かねのゆ)は露天風呂が大変おすすめです。個室のようなこじんまりした空間で、水が流れる音が響くなか、物思いに耽ることができます。

露天風呂へ行く扉が目立たない場所にあるためか、人も少なく、じっくりと時間を使うことができます。

考え事がある方は、金の湯の露天風呂へ足を運んでみましょう。きっといいアイディアがふっと浮かんできますよ。

薬湯がしみこんだ浴槽がある!

金の湯の浴槽は、昔ドイツで使われていたものだそうで、薬湯がしみこんでいるのだとか。形も珍しく、寄りかかって眠れるような、なだらかな造りになっています。

【北千住】気分で使い分け!下町銭湯4軒を元住民が徹底解説!
(画像=Sosyu Kikuchi トリップノートより引用)