一生に一度は行きたい「お伊勢参り」。伊勢神宮への参拝は決まっているけど、グルメやショッピングはもちろん、温泉にも入りたい・・・。そんなあなたでも1泊2日で十分楽しめる筆者考案のお伊勢参りのモデルコースをご紹介します。
【1日目】伊勢神宮・外宮とその周辺を散策
9:55 伊勢市駅到着!
まずはお伊勢参りの玄関口・伊勢市駅を目指しましょう!東京駅からは、東海道新幹線で約1時間50分乗って名古屋駅で乗り換え。JR参宮線の快速「みえ号」または、近鉄線の特急で約1時間30分で行けます。また大阪からは、難波駅で近鉄線の特急1本でアクセス可能!約1時間45分で行くことができます。
10:00 駅チカ温泉旅館「伊勢神泉」で荷物を預ける
駅に着いたら、本日の宿泊先へ荷物を預けに行きましょう!今回筆者が宿泊するのは、「伊勢神泉(いせしんせん)」。2013年(平成25年)、伊勢神宮の式年遷宮にあわせてオープンした温泉旅館で伊勢市駅から歩いてすぐのところ位置しているため、お伊勢参りの拠点にもピッタリなお宿です。
10:30 日本の衣食住・産業全般を見守る「伊勢神宮・外宮」へ参拝
古来の習わしでは、お伊勢参りは外宮から。正式には「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」といい、旅館から外宮参道を歩いて5分ほどで到着します。表参道にある火除橋を渡って、手水舎で身を清めた後、より神聖な領域に入ります。鳥居をくぐる際は、軽く頭を下げてお辞儀をしてから入るのを忘れずに。
天然の杉や榊などに囲まれた表参道を歩くと見えてくるのが「正宮(しょうぐう)」。外宮の中でも最も格式の高いお宮で、衣食住をはじめ、全ての産業を司る神様「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」が祀られています。白絹の御幌(みとばり)の前で、感謝の気持ちを伝えましょう。
正宮だけでなく、外宮内にある別宮も見どころのひとつ。最も格式が高く、豊受大御神の荒御魂(あらみたま)を祀る「多賀宮(たかのみや)」や、この地を守り続ける神様を祀る「土宮(つちみや)」などの別宮があるので、必ず参拝しましょう。
また全ての別宮を参拝した後、勾玉池の近くにある「式年遷宮記念せんぐう館」に行くのもおすすめ。伊勢神宮をはじめ、20年に一度行われる式年遷宮について学べるほか、原寸大で復元された正殿を間近で見ることができます。
12:00 「豚捨」で伊勢牛のランチを堪能!
外宮で参拝を満喫した後は、近くにある食事処「豚捨(ぶたすて)」でランチを食べましょう!明治時代に創業した牛肉専門の精肉店が運営するお店で、伊勢肉を使った牛丼やハンバーグなどを提供します。
おすすめは伊勢肉を使った「上牛丼」。肉厚でジューシーな食感を堪能できるほか、甘めの醤油も絡み合って絶品です。あわせて国産牛肉を使った「コロッケ」(1個税込100円)と一緒に味わってみて。
13:00 外宮参道でショッピング
ランチを味わったら、伊勢市駅と外宮を結ぶ外宮参道を散策しましょう。三重県の食材を使った料理を堪能できる飲食店や商店などが集まっており、グルメやショッピングを楽しめます。
外宮にちなんだオリジナル雑貨を取り扱う老舗刃物店「伊勢 菊一」
1907年(明治40年)に創業した老舗刃物店「伊勢 菊一(いせ きくいち)」。爪切りやはさみといった職人の技が光る伝統的な生活道具のほか、天然水晶の勾玉や手ぬぐいなど、外宮にちなんだ雑貨を取り扱っています。また、1回100円で日本神話にちなんだ「神話占合(しんわうらない)」を受けられるので、ぜひ試してみましょう。
外宮参道界隈で随一の品数を誇るお土産店「伊勢百貨店」
外宮参道界隈で家族や友人、会社の同僚に対してお土産を買うなら「伊勢百貨店」がおすすめ。伊勢海老のせんべいをはじめ、伊勢茶や伊勢うどん、松阪牛・カキの加工品など、400種類以上のお土産を取り揃えています。
人気の一品は、金色の箱に入った「伊勢海老御焦(おこげ)せんべい」。サクッとした食感とともに、伊勢海老の旨みと香ばしさがクセになって絶品です。この他にも、伊勢ほうじ茶と伊勢茶の2種類の羊羹「こいのYOKAN」(各税込250円)もおすすめですよ♪
14:00 駅チカカフェ「参道TERRACE」でティータイムを満喫♪
外宮参道を散策したら、お宿へチェックインする前に「伊勢神泉」に隣接するカフェ「参道TERRACE(テラス)」でひと休みしましょう!オリジナルのカステラをはじめ、アイスをサンドしたマカロンや水出しコーヒー、伊勢紅茶などを味わえます。
おすすめは、ソフトクリームをトッピングした「窯出しカステラセット」。ふわふわとしっとりとした食感とともに濃厚な味わいを堪能できます。通常は伊勢茶のパウダーがまぶしていますが、季節限定でシナモンをまぶした「かぼちゃの窯出しカステラセット」を味わえます。