四国の玄関口で“うどん県”の愛称としても親しまれている香川県。その中で2020年6月、香川県・宇多津(うたづ)町に新たなスポットがオープンしました。それが「四国水族館」です。瀬戸内海に生息する魚たちから、イルカショーまで見どころ満載!今回は、四国で最大の規模を誇る四国水族館の見どころをご紹介します。

四国水族館ってどんなところ?

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

四国水族館があるのは、本州と四国をつなぐ瀬戸大橋のふもとにある香川県・宇多津町。その中で瀬戸内海に面する「うたづ臨海公園」内に2020年6月1日にオープンしました。コンセプトは「四国の水景」。四方を海で囲まれた四国ならではの水中世界を再現しており、大人も子どもも十分楽しめます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また近くには、文化施設「うたづ海ホタル」があり、瀬戸大橋を眺めながら食事ができるカフェや、FMラジオのサテライトスタジオなどを併設。さらに江戸時代から半世紀ほど前まで続いた入浜式塩田(いりはましきえんでん)を復元した施設もあり、茅葺(かやぶ)き屋根の釜屋では、昔ながらの塩づくりを体験できます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

四国水族館までは、鉄道の場合、JR予讃線の宇多津駅から歩いて約12分で行くことが可能。岡山駅からは、快速マリンライナーで坂出(さかいで)駅にJR予讃線の琴平(ことひら)、観音寺(かんのうんじ)方面の電車に乗り換えて約50分で行けるほか、高松駅からも予讃線の普通電車または快速電車で約20分~40分でアクセスできます。

また車の場合、瀬戸中央自動車道の坂出インターチェンジから約10分でアクセス可能。駐車場も近くにあるゴールドタワーや、香川短期大学周辺の有料駐車場に停めることができます。

【見どころ1】瀬戸内海と太平洋の生息する魚たちを鑑賞できる「1階フロア」

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

ここからは、四国水族館にある各ゾーンの見どころについてご紹介したいと思います。1階では、瀬戸内海をはじめ、鳴門海峡や太平洋など、四国を囲む海域に生息する生きものたちを展示。お馴染みの生きものからここでしか見られない生きものまで、多くの海の生きものたちとふれ合えます。

獰猛な魚やかわいい生きものたちと出会える「太平洋ゾーン」

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

入口から少し入ったところにある「太平洋ゾーン」では、高知県をはじめ、愛媛県、徳島県南部にまたがる太平洋海域に生息する魚たちを展示。高知県の海域の水温が高いことから、造礁サンゴや熱帯魚が生息しており、チンアナゴやサンゴイソギンチャク、クマノミといったカラフルな生きものたちを見ることができます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また太平洋ゾーン内にある「荒磯(あらいそ)の景」では、高知県沿岸の荒磯の環境を再現。“海のギャング”とも呼ばれているウツボやイセエビなど、お馴染みの魚たちも鑑賞できます。

鳴門海峡をイメージした「渦潮の景」

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

1階の出口付近にある「渦潮(うずしお)の景」。イタリアのイタリア半島とシシリー島の間にある「メッシーナ海峡」、北アメリカ西岸とカナダ・バンクーバー島東岸の間にある「セイモア海峡」と並ぶ、世界三大潮流のひとつで徳島県・鳴門と兵庫県・淡路島の間にある「鳴門海峡」に生息する生きものたちを展示しています。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

水槽内には、コショウダイをはじめ、ブリやマダイ、マアジといった食用でもお馴染みの魚たちが泳いでおり、水槽の前に立つと、海の中から渦潮を覗いているような感覚を楽しめます。

瀬戸内海に生息する生きものたちと出会える「瀬戸内ゾーン」

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

太平洋ゾーンの反対側にある「瀬戸内ゾーン」。香川県から愛媛県にわたる瀬戸内海に生息する海の生きものたちが展示されています。「瀬戸内のヌシの景」では、コブダイをはじめとした釣り人や漁師から、「主(ぬし)」と呼ばれる魚たちの泳いでいる姿を鑑賞できます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また「海の草原の景」では、“海のゆりかご”とも称される、内湾の浅場に広がる「アマモ場」を再現。植物の一種「アマモ」を背景に、アオリイカやクサフグといった生きものたちを見ることができます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに「豊饒(ほうじょう)の海の景」では、ホシエイやスズキの一種「イラ」、クロダイ、マアジといった普段私たちが食べる魚たちを展示。この他にも、カブトガニやトビハゼなど、様々なテーマに沿った水槽で多くの生きものたちの姿を見て回れますよ!

その他の注目ゾーンをご紹介!

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

今回ご紹介したゾーンの他にも、1階では様々な体験を楽しめるゾーンがあります。瀬戸内ゾーンの近くにある「綿津見(わたつみ)の景」では、650立方メートルと四国最大の規模を誇る水槽で太平洋を再現。飼育が難しいといわれているカツオの養殖にもチャレンジしています。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

綿津見とは、海の神様のこと。転じて、神様がいる大海原のことも意味しています。水槽内には、イトヒキアジやサバの一種「スマ」、マアジやマダイなどが展示されています。1階だけでなく、2階からも優雅に泳ぐ姿を見ることができます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

太平洋ゾーンと瀬戸内ゾーンの中間付近にある「神無月(かんなづき)の景」では、T字型の頭部が特徴的な「アカシュモクザメ」を頭上にある丸窓から鑑賞することが可能。臨場感あふれるサメの姿を楽しめます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また太平洋ゾーンの一角にある「海月(くらげ)ゾーン」では、カブトの形をしたカブトクラゲや、タコクラゲ、ミズクラゲといった数十種類以上のクラゲたちを展示。色とりどりのクラゲたちを見ることができますよ!

【見どころ2】川の生きものたちとのふれ合いと龍宮伝説を発信する「2階フロア」

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

2階は淡水魚や川の生きものたちが展示されている「淡水ゾーン」。高知県内を流れる奇蹟の清流「仁淀川(によどがわ)」や、最後の清流「四万十川(しまんとがわ)」、さらに四国最大の河川で徳島県内を流れる「吉野川(よしのがわ)」など、河川や湖畔に生息する生きものたちと出会えます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

淡水ゾーンにある「石倉(いしくら)の景」では、きれいなうろこの色をしたオイカワをはじめ、「水瓶(みずがめ)の景」の水槽にいるヤリタナゴ、さらに「清流の女王の景」の水槽で優雅に泳ぐアユなど、様々な淡水魚を鑑賞できます。

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また、四国がニホンカワウソの最後の生息地としても有名なことにちなんで、東南アジアに広く分布するコツメカワウソも展示。しなやかに動き回る姿と、かわいらしい表情をしたカワウソたちの姿をじっくりと観察してみては。

あわせて浦島太郎気分を楽しめる「龍宮の景」も立ち寄ろう!

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

生きものたちとのふれ合いだけでなく、四国水族館では童話『浦島太郎』でも有名な龍宮城気分を楽しめるコーナーがあります。「龍宮の景」は、香川県西部・三豊(みとよ)市で言い伝えられている龍宮伝説と、四国八十八ヵ所霊場をモチーフに仏画と書、光のアートを融合。浦島太郎になった雰囲気で龍宮伝説を堪能できます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

最初のゾーン「海への誘い」では、壁に仏画が描かれており、香りと照明演出で海中の世界を表現。ウミガメに導かれたかのように、龍宮城へと向かう浦島太郎の気分を体感できます。

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

神様や仏様が描かれた回廊を経由して見えてくるのが、朱色の門が特徴的な「龍宮殿(りゅうぐうでん)」。著名な切り絵作家による彩り豊かな光の切り絵を、プロジェクションマッピングで表現。神秘的な龍宮城での水中世界を楽しめます。

【香川】四国最大の海のミュージアム「四国水族館」5つの見どころガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

門を抜けると、龍宮の宴(うたげ)に到着。ここでは、はずれ無しのぬいぐるみクジ(1回・税込1,000円)があり、特等を当てると大きなウミガメやペンギンのぬいぐるみをもらえます。

また乙姫みくじ(1回・税込700円)もあり、専用のコインを買って、ボタンを押すと目の前の玉手箱が開き、黄金色のガチャが登場。おみくじやミニ巾着、縁起のいいガラス細工をもらえます。運が良ければ、四国水族館のミュージアムショップで使える割引券も付いてきますよ♪