過去を振り返る人は、一体どのような心理を抱いているのか気になりませんか?そこで今回は、過去を振り返る人の心理についてご紹介します!昔に戻りたくなる理由や、過去に浸ってしまうときの対処法などもまとめていますよ。ぜひ参考にしてみてください。
過去を振り返る人の心理5選!
①今の自分が不甲斐ない
過去を振り返る人の心理として、今の自分に不甲斐なさを感じているというものが挙げられます。昔スポーツや勉強などで良い成績を残していたり、趣味に没頭していたりしたことがある人ほど、過去に執着する傾向があります。
誇らしい経歴を持っていると「あの頃は良かったのに、今の自分はダメだ」と思い、つい過去を振り返ってしまうのです。現状に満足していないため、輝いていた過去を思い出して自分を慰めている状態です。
②退屈を感じている
過去を振り返る心理として、退屈を感じているというものが挙げられます。趣味を持ちたいとは思っているものの、夢中になれるものがなく惰性で日々を送っているような状態です。変化のない毎日につまらなさを覚えており、勉強や部活などに没頭していた過去を振り返って思い出に浸っているのです。
③辛い現実から逃げ出したい
辛い現実から逃れたいというのも、過去を振り返る人の心理だといわれています。恋人に振られてしまったり、仕事で大きな失敗をしたりと苦しい出来事にぶつかっている人に多い心理状態です。辛く苦しい現実を受け入れられず、楽しかった過去に戻りたいと考えて昔を振り返ってしまうのです。
④歳をとることに不安を感じている
歳をとることに不安を感じて、過去を振り返る人もいるとされています。これは、特に20代後半から30代前半の女性が抱きやすい心理だといわれていますよ。20代後半になると若い頃は気にならなかった美容の悩みが現れたり、昇進や結婚などの問題が発生したりします。
年齢を重ねることに不安を覚え、ほとんど苦労を知らなかった過去を思い出して現実逃避をしているのです。この先自分がどうなるのか予想できないからこそ、過去に戻りたいと考えてしまうのでしょう。
⑤変化を受け入れられない
自分の周りが変化していくことに耐えられず、過去を振り返って思い出に浸る人もいます。年齢を重ねるとライフステージが変わって、若い頃とは暮らしや生活様式が変化していきます。
結婚や出産などをきっかけにして、友人と疎遠になったり引っ越ししたりと昔とは生活が変化する人も多いです。ライフステージが変わった結果、今までの考え方や価値観が大きく覆されてしまうこともあります。こういった昔と今のギャップを受け入れられずに、過去の思い出に浸るのだと考えられます。
過去を振り返る人の特徴
過去を振り返る人には、一体どのような特徴があるのでしょうか。こちらでは、過去を振り返る人に共通している特徴についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①劣等感が強い
過去を振り返る人には、劣等感が強いという特徴があるといわれています。恋愛や勉強、仕事などが平凡であり、自分には取り柄がないのだと思っているタイプが多いです。性格や外見など自分に自信を持てず、誇れることがないと思い込んでいます。
そのため劣等感を覚えていなかった幼い頃を懐かしみ、「あの頃は良かったのに」と過去を振り返るのです。学生時代に戻り、習い事や勉強などをやり直したいと思っている可能性も高いです。
劣等感を抱いてしまう理由や、強いコンプレックスを克服する方法なども解説されていますよ。劣等感を持っている人の心理や原因について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
②過去を美化しがち
昔を振り返る人の特徴として、過去を美化しがちであるということが挙げられます。小さな成功体験や何かに没頭した経験を美化して、「こんなに自分は凄かったんだ」「私は大きな成果を挙げてきたんだ」と考えやすいです。辛い出来事も良い思い出として記憶されており、「あの頃は良かった」と感慨に耽っているのでしょう。
③プライドが高い
プライドが高いというのも、過去を振り返る人の特徴だとされています。このタイプは、自分と他人を比べて嫉妬することが多いです。小さなことでも他人と比較して劣等感を抱いてしまい、「自分だって昔は凄かった」と過去にすがってプライドを保とうとしています。
過去を振り返ってしまうときの対処法
ついつい過去を振り返ってしまい、どのように対処するべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこでこちらでは、過去を振り返ってしまうときの対処法についてご紹介します。現実から逃げて過去の思い出に浸るのをやめたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
①なぜ過去を振り返るのか自己分析する
過去を振り返るときの対処法として、原因を自己分析することが挙げられます。頻繁に過去を思い出したり昔に戻りたいと感じたりするのなら、何かしらの理由が原因であると考えられます。現状に不満がある、昔やり残したことがあるなどの原因が分かれば、どのように対処するべきか見えてくるでしょう。
②不安や不満を紙に書く
将来への不安や今感じている不満などを紙に書く、という対処法もおすすめです。恋愛や仕事、勉強などがうまくいっていて毎日が充実しているのなら、過去を振り返ろうと考えにくいです。昔のことを思い出すのは、今の現実に何かしら不満があると推察されます。
自分がどんな不満を感じているのか自覚するために、仕事でうまくいっていない、恋愛で悩んでいるなどの不安を書き出してください。紙に書いてみることで自分の気持ちに気が付きやすくなりますし、考えもまとまるようになるでしょう。
③思う存分過去を振り返る
過去を振り返ってしまうときは、思う存分昔のことを思い出してみてはいかがでしょうか。過去を振り返りたい、昔に戻りたいという時期は、誰にでも訪れうるものです。
どっぷりと思い出に浸かり、あなたが生きてきた軌跡を辿ってみてください。ビデオテープや写真のアルバムなど、思い出が詰まったものを見るのもおすすめです。過去を振り返って自分の成長が感じられれば、自信がついていきます。その結果今を頑張る糧ができ、現実に戻りやすくなると予想されます。
④明るい未来を想像する
過去を振り返る時期が続いているのなら、明るい未来を想像するようにしてください。「この先辛い出来事ばかり起こるかもしれない」と暗い気持ちになっていると、どんどん気持ちが後ろ向きになっていきます。そうすると将来への不安が大きくなり、楽しかった過去を振り返ることが増えてしまいがちです。
「この先幸せなことが待っている」「恋愛や仕事が成功する」など、なるべく楽しい出来事を想像するようにしてください。前向きに生きる自分の姿をイメージすれば、過去への執着が消えていくでしょう。