子どもを授かって、嬉しい!!と喜んだのもつかの間「仕事はどうしたらいいんだろう…?」と不安に思った方も多いのではないでしょうか。
妊婦になると出産までに受けなければならない健診が多かったり、人によって体調の変化もさまざま。
いずれも本人と子どもの命・健康を守るために配慮が不可欠なものですが、職場から理解を得られないと仕事を続けることは難しいのでは?と考える方も少なくありません。
出産までどう働くか、産休・育休をとるタイミング、産後の復職はできるか…など、様々な制度やお金の手続きについて知っておくことが安心に繋がります。
そこで、今回は『妊娠とお仕事の両立』についてご紹介します。
職場との関係を良好にしながらお休みが取れるように、また、ママとあかちゃんの健康のために一緒に確認してきましょう!
1.妊娠がわかってから、職場への報告はどうしたらいい?
妊娠は病気ではないにしろ、いつ体調不良が生じるかわからないデリケートな状態です。
急に休むことになっても職場の人たちが困らないよう、休んだ時の対処ルールを作ったリ業務を共有したり、引き継ぎを始めるなど、いざというときに備えて早めに対処することが鍵となります。
どのように相談を進めたらいいか考えていきましょう。
•上司に報告する
まず、職場への報告をしましょう。直属の上司や、一緒に仕事をしているチームメンバーに伝えます。
先輩ママに職場への報告について聞いてみると…
・12週で母子手帳を貰ったので上司に報告。上司と産休・育休中の業務引継ぎについて整理してからチームメンバーに共有したことで「〇〇さんの仕事はどうなるんですか?」と確認があってもスムーズに話すことができた。
・つわりがつらく、安定期前だけど直属の上司に相談しました。上司以外の人には安定期と言われる16週を過ぎてから妊娠を報告。取引先や顧客には引継ぎ先が決まってから一緒に訪問して報告をしました。
多くの人が、つわりがつらい時期の報告か、流産の心配が減り安定期に入る5か月頃に上司に報告をしているようです。
また、パートや派遣など非正規雇用で働いていると「妊娠を伝えたら解雇されてしまうのではないか?」と心配になることもあると思いますが、安心してください。
雇用形態や働き方に限らず、妊娠・出産・産前産後休業を取得したことを理由に解雇することは法律で禁止されています。
•働き方を考えてみる
妊娠中の体調の変化は人それぞれ。
吐きつわり・食べつわりで飲食に難が出てしまったり、絶対に安静にしていなくてはいけない人もいます。
自分の体調と相談しながら、出産までどのように働きたいかを考えてみましょう。
・身体への負担が軽い業務に変更してもらう(立ち仕事を避ける、重い物を運ばない、など)
・通勤ラッシュを避けるべく、出社・退勤時間をずらしてもらう、勤務時間に融通を利かせてもらう
・在宅勤務を認めてもらう
・フルタイム社員から時短社員、契約社員、パートなど働き方を変更する
など、自分の体調を見ながら勤務体制を相談することができます。
例えば、ノルマが多くストレスがかかりやすい部署であったり、重い物を運ぶ作業が多い部署であれば、部署異動や仕事の担当変更をしてもらう必要があるかもしれません。
どのような働き方を希望するか、体調がわかるのは自分だけ。
体の様子をみて、周りの人に迷惑がかからないことも考えつつ、今後の働き方の希望を考えておくことが大切です。
働き方の希望が固まったら、妊娠報告時に伝えるようにします。
ただ、職場に希望を伝えにくかったり、医師から指導が入ったりすることもあるでしょう。
働くママの場合、母子手帳の中に入っている「母性健康管理指導事項連絡カード」を使用することができます。
これは、母体に安静が必要な症状がある場合に職場がとるべき措置について医師から指導してもらうためのカードです。
職場に伝えにくいことでも、医師が書いたこのカードを伝えることで職場にも言いやすくなります。
カードを渡したり、休業とまでいかなくても通勤ラッシュを避けるためにフレックス勤務や勤務時間変更といった措置を受けられる可能性もありますので、まずは上司や人事に相談してみるとよいでしょう。
また、スムーズに仕事をするためにもママと赤ちゃんの健康のためにも、体調管理には通常以上に心を配りましょう。
無理のし過ぎで取り返しのつかないことになると、ご家族はもちろんのこと、職場の人たちにも心配や負担をかけることになりかねません。
職場の仲間と、頼れるところはお願いできる関係性を築いておくのも大切です。
提供・しゅふJOBナビ
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