子どもというものは時として思いもよらなかった言葉を覚えてきてしまうことがあります。とくに男の子の場合、どうやって注意したらいいか悩んでいる人も多いと聞きます。今回は、小学生の息子がとんでもない言葉を覚えてきてしまったために起きた赤っ恥エピソードをご紹介します。
週末は息子をサッカー教室へ送り迎え
今回お話を伺ったのは久美子さん(32歳・仮名)。都内に在住で1児の母です。
写真はイメージです。
久美子さんは、愛息子の蓮くん(仮名・6歳)が小学校に上がるときに、私設のサッカークラブに通わせることにしました。毎週末は息子の専属の運転手のようになって、遠くの練習場まで通う日々が始まります。
「蓮は昔から外遊びが好きな活発な子だったので、サッカーも熱心に取り組んでくれていました。それは嬉しいんですけど、毎週末運転して遠くの練習場まで連れて行くのは体力的にも辛かったです」
意識高い系ママ友会にイヤイヤ出席
息子の送り迎えも大仕事ではありますが、それ以上に面倒になってくるのが、息子たちの練習を見届けるほかのママさんたちとの人間関係です。
「ああいうの、意識高い系っていうんですか? そういう人たちがたくさんいたんです。それで、夫が○○に勤めてるんだけど~とか、どこそこの高級ホテルのランチに行ったとか、自慢合戦が本当にめんどくさいんですよ。女子大生じゃないんだから……って思うんですけど。成長しない人っていつまで経っても成長しないですよね。それに、そういう人たちにかぎって物事をややこしくしたりするんですよ」
ママ友会へのお誘いLINE(久美子さん提供)
そう語る久美子さんは、いろんな理由を口実に練習終わりのミーティングと称したおしゃべり会を断り続けていたそうです。ところが、ある日ボスママからお誘いのLINEが入り、いつものように軽く断ったのですが、文面にも威圧感が感じられて出席することに。
「エロホンってなにー!?」
数日後、練習場近くにあるファミレスに顔を出した久美子さん。すでに他のママたちの会話ははずみ、端っこの席に目立たぬように着席します。
そんな中、必死に笑顔を作って耐えている久美子さんの元に息子がやってきて、
写真はイメージです。(以下同じです)
「ねえねえママー! エロホンってなにー!?」 と大声で聞いてきたのです。
周囲の視線を一斉に浴び失笑される
ママ友はもちろんのこと、サッカークラブとは関係のない周囲のお客さんたちからも一斉に視線を浴び、失笑のヒソヒソ声すら聞こえたそう。
久美子さんは、「そんな言葉誰から教わったの!?」と叱りつけたかったそうですが、これ以上ファミレスの場で話を広げたくなくて「ん? 何だろうね~。帰ってからパパに聞いてみようね」と精一杯の返答をしたそうです。
「もう、赤っ恥どころじゃないですよ。顔から火が出るかと思いました」
周囲の視線に耐えきれなかった久美子さんは逃げだすようにして蓮くんを連れて帰りました。