岐阜県の県魚でもある鮎。長良川の鵜飼が有名で、夏になると鮎釣りや鮎漁も盛んに行われており、美味しくいただくことができます♪今回はそんな鮎を色々な食べ方で堪能できる「鮎や」をご紹介!特に「子持ち鮎」にスポットを当てますよ。
鮎料理専門店「鮎や」の魅力
「鮎や」は岐阜県関市の山あいで24年、鮎料理を専門として営まれているお店です。すぐ横には板取川が流れています。
川床もありますので、透明度の高い清流を目にして涼し気な雰囲気を満喫し、せせらぎに耳を傾け、料理に舌鼓・・・と、鮎を五感で楽しむことができます。
特筆すべきは、なんと秋に「子持ち鮎」が食べられるということ!例年でしたら9月中旬以降からですが、遅ければ10月になることもあるのだとか。「子持ち鮎」目当てに行かれる際には、ご確認を!
また春には、春だけしか味わえない「お刺身(活き造り)/1,000円」と「稚鮎の天ぷら/680円」がメニューに加わります。そして夏は、脂の乗った鮎が味わえます。夏のイメージの強い鮎ですが、こちらのお店は冬も営業しており、冬期限定の「上定食(甘露煮・唐揚げ・雑炊)/1,500円」「特上定食(甘露煮・唐揚げ・フライ・雑炊)/2,000円」がメニューに加わります。
1年中味わえる鮎!あなたはどの季節の鮎を味わってみたいですか?
子持ち鮎って、どんな鮎?
落ち鮎シーズンの秋から雌の鮎は子持ちしちゃものようにお腹に卵を持ちます。この鮎のことを「子持ち鮎」と言います。
スーパーに出回ることはあまりなく、鮎料理専門店でも刺身にしにくい、料理が難しいなどの理由で敬遠しているお店もあるそう。ですが食べてみると非常に美味しいので、「鮎や」では子持ち鮎をメインにしたコースを始めてみたところ常連さんがとても気に入り、秋の定番メニューになったそうです。
子持ち鮎の塩焼き付き日替わり定食(1,760円)
日替わり定食の内容は、店内に張り出してあります。筆者が訪れた日は、以下のようなメニューとなっていました。
大根の煮物
丁寧に面取りされた大根がちょうど良い味付けで、トッピングされているきゃらぶきの甘辛い味がアクセントになってます。
他の小鉢も、食材の味を生かして美味しく調理されています。
鮎の甘露煮(小)
2日がかりで煮てあるそうなのでとても柔らかく、頭から骨まで残さず全部食べることができます。毎年お土産ナンバーワンの品だそうですが、食べればその理由がわかりますよ。
鮎雑炊
しっかり鮎から出汁をとってあり、塩焼きのお焦げがまた美味。これぞ本物の鮎雑炊!と思わせる味で、心まで温まります。
子持ち鮎の塩焼き
の良い鮎を、注文してから串打ちして香ばしく焼き上げられるそう。思わず美しい姿に見とれてしまいます。皮はパリパリで、身はホロっとほどけてやわらかい。苦みもないので川魚が苦手な人は概念が覆るかも。
各テーブルには、鮎の美味しい食べ方が置いてあります。まるかじりの方法と骨抜きをして食べる方法の2種類が載っているので、ご覧になりながら挑戦してみてはいかがでしょう。
ちなみに子持ち鮎の塩焼きが付いていない「日替わり定食」のお値段は、980円になります。
「鮎や」のメニュー詳細
予約せずに楽しめるメニュー
通年
- あじさいコース(2,950円)
- 上あじさいコース(3,550円)
- 日替わり定食(980円)
子持ち鮎の季節(秋限定:要確認)
- もみじコース(3,250円)
- 上もみじコース(3,950円)
- 子持ち鮎の塩焼き付き日替わり定食(1,760円)※上記紹介※:大根の煮物、鮎の甘露煮(小)、鮎雑炊と子持ち鮎の塩焼き
- 日替わり定食(980円):大根の煮物、鮎の甘露煮(小)、鮎雑炊