”雲海の城”としても注目を集めている備中松山城や、”夕日百景”に選ばれた夕景が見られる鷲羽山、水島コンビナートを見下せる夜景の人気スポット・水島展望台など、岡山のおすすめドライブスポットをご紹介します。
1.吉備津神社
皆さんご存知「桃太郎」のモデルといわれる吉備津彦命を主祭神とし、”桃太郎伝説”のルーツと言われる神話が残る神社です。日本で唯一の様式で建てられた本殿は国宝に指定、そして本殿から本宮社までをつなぐ360mもの長い回廊が大きな見どころ。縁結び、夫婦円満、安産育児、長寿、金運、収入アップなど人生を豊かにするご利益がたくさんあります。
2.児島ジーンズストリート
国産デニム発祥の地、児島。児島駅から少し歩いた場所にある、名物のデニムストリート。日本で最初にジーンズを製造したパイオニア「BIG JOHN」をはじめ、30軒ほどのデニムショップが軒を連ねています。周辺にはカフェや雑貨店などもあるので、散策がてら訪れてみては。
3.最上稲荷
正式名称を「最上稲荷山妙教寺」と言い、神様と仏様が両方祀られている珍しいお寺です。参道入口にたつ大鳥居は高さが27.5mあり、昭和57年までは日本一の大きさを誇っていました。見どころの多い境内ですが、なかでも「縁の末社(えんのまっしゃ)」は悪縁を断ち、良縁を得る事ができるパワースポットとして有名です。
4.備中松山城
日本に12城しかない、江戸期以前から今日まで現存している天守閣のひとつ。その中でも最も小さく、最も高い位置に立つ天守です。2016年の大河ドラマ『真田丸』のオープニングで使用されたお城で、”雲海の城”としても注目を集めています。雲海が発生する時期は、9月下旬~4月上旬の明け方から午前8時頃。特に11月上旬~12月上旬が最も見ごろです。
5.津山城
初代藩主の森忠政が12年の歳月をかけ元和2年(1616年)に完成した平山城。廃城令により明治6年(1873年)に取り壊されましたが、現在でも石垣が残っており、平成17年(2005年)には築城400周年を記念して備中櫓が復元されました。
西日本有数の桜の名所として知られ、「日本さくら名所100選」に選出。毎年4月1日〜15日に開催される「津山さくらまつり」は多くの人で賑わいます。
6.鬼ノ城
標高約400mの鬼城山(きのじょうざん)山頂に立ち、総面積は30万㎡にもなる城。近年の調査から7世紀後半に築かれたとされていますが、日本書紀などの歴史書にも記載がなくいまだその詳細は謎と言われています。
長さ約2.8kmの城塁がまるで万里の長城のように巡っているのが大きな特徴。東西南北4カ所ある城門のうち西門だけ復元されており、鬼ノ城のシンボルとなっています。
7.鷲羽山
鷲が羽を広げた様子に似ていることから「鷲羽山」と名付けられました。瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地で、標高133mの山頂「鍾秀峰(しょうしゅうほう)」からは、海に点在する大小50余りの多島美と瀬戸大橋の姿を眺めることができます。
”夕日百景”に選ばれた夕景も素晴らしく、オレンジ色に染まる瀬戸内海と瀬戸大橋のシルエットのコントラストは絶景です。
8.吹屋
幕末から明治にかけて、銅山と赤色塗料「ベンガラ」で栄えた吹屋地区。標高550mの山あいにある小さな地区ですが、赤い瓦で統一された街並みが美しく、昭和52年には国の重要伝統的建造物群保存地区の認定を受けました。
商店の佇まいも趣いっぱいで、まるで昭和時代へタイムスリップしたかのよう。街並みを眺めながら、豪商の邸宅の見学をしたり、飲食店やお土産店などのお店巡りも楽しめます。
9.満奇洞
映画『八つ墓村』のロケ地になった場所として有名な洞窟です。すぐ側にある「井倉洞」と並んで、岡山県の指定天然記念物である鍾乳洞で、与謝野晶子がここを訪れ「奇に満ちた洞」と詠んだことからその名がついたとか。
洞内は映画のイメージとは異なり、ところどころ美しくライトアップされ神秘的な雰囲気。全体的に天井が低めのため、場所によっては腰をかがめたまま数メートル歩かなければならないところや、並んで歩けない幅の狭い道もあります。
10.瀬戸大橋
瀬戸内海をまたぎ岡山県と香川県を結ぶ、6つの橋と4つの高架橋の総称。本州四国連絡橋のひとつです。全長は9,368mで、上が道路、下が鉄道という、道路と鉄道の併用橋としては世界最長の長さを誇り、吊橋、斜張橋、トラス橋など、世界最大級の橋梁が連なる光景は壮観。土曜日と特定の日には日没後よりライトアップが行われロマンチックな雰囲気を楽しめます。
また毎年春と秋には「瀬戸大橋スカイツアー」を実施し、一般の方が普段立ち入ることができない場所から、瀬戸内海の雄大なパノラマ風景を楽しむことができます。
11.津山まなびの鉄道館
昭和11年に建設された津山の扇形機関車庫は、平成28年4月に「津山まなびの鉄道館」としてリニューアルオープンしました。迫力ある転車台や、レトロ感あふれる扇形機関車庫や機関車など、鉄道好きな方にはもちろんのこと、鉄道に詳しくない方でも十分に楽しめます。
13両もの車両が展示されている旧津山扇形機関車庫以外にも、館内にはジオラマによる「まちなみルーム」や「あゆみルーム」、「まなびルーム」や「しくみルーム」など、数多くの見どころがあり、見て・触って・体験しながら楽しく学べます。
12.つやま自然のふしぎ館
津山城跡正面入口のすぐそばにある「つやま自然のふしぎ館」。館内では、動物の実物はく製を中心に、化石、鉱石類、貝類、昆虫類、人体標本類など、約22,000点が常時展示されています。なかでも、創設者の遺言に基づいた本人の主要臓器の標本や、ホッキョクグマなど希少動物800点もの剥製展示は圧巻です。
かつての高等学校木造校舎を改築した建物が利用されており、随所に歴史が感じられる館内は、レトロ建築好きな方にもオススメ。
13.湯原温泉 砂湯
旭川の川底から湧いている温泉を石で囲っただけの野趣溢れる野天風呂。露天風呂番付でも西の横綱に格付けされています。
美人の湯、長寿の湯、子宝の湯と3つの効能の湯船があり、それぞれ混浴です。女性は勇気がいるかもしれませんが、バスタオルを巻くだけでは不安だという方のために、各温泉旅館で「はんざきちゃん湯浴み着」を貸し出しています。レンタル料金は実質1,000円(2,000円でレンタルして返却時に1,000円を返金)で、宿泊客は500円で借りられます。