赤い門をくぐれば、そこは神々の世界。まるで『千と千尋の神隠し』のようですよね。長野県・戸隠山の麓にある戸隠神社奥社は、神秘的な大自然に囲まれています。古事記に登場する「天岩戸」が、宮崎県高千穂からここ戸隠まで飛んできて、戸隠山に姿を変えたという伝説も残っているんですよ。そんな戸隠神社奥社周辺をご紹介します。
戸隠神社って?
戸隠山の麓に位置する神社
戸隠神社は長野県長野市にある神社です。奥社・九頭龍社・中社・宝光社・火之御子社の全部で五社からなる神社で、奥社・九頭龍社は隣接しているものの、その他の三社はそれぞれ離れた位置にあります。
今回紹介する奥社と九頭龍社は戸隠山にもっとも近い立地で、周辺は自然あふれる神秘的な場所です。
戸隠山の伝説
奥社の祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。
昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の素戔鳴尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って天の岩屋へお隠れになったとき、閉じられていた岩戸を開けたと言われている神様です。
その天岩戸が戸隠に飛来し、戸隠山の姿になったと言い伝えられており、その麓に戸隠神社を構え、天手力雄命をはじめとする神様を祭るようになったのが戸隠神社のはじまりです。
奥社までの参道
車は禁止
奥社入口にある駐車場またはバス停から、徒歩40分ほどかかります。できる限りスニーカーでの参拝をおすすめします。
参道の中ほどにある随神門までの道は、小川が両脇に流れ、小鳥のさえずりが清らかに響き渡る本当に美しい自然が残る場所。
澄み切ったおいしい空気をたっぷり呼吸しながら歩けば、随神門まであっという間の時間です。
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