現在も環境問題は深刻化されていますが、今回紹介する『インターステラー』は地球環境による変化や、世界的な餓死が起きている近未来を舞台に作られています。
日常を過ごしているいると環境問題について考える機会が少ないですが『インターステラー』のような作品を観ると環境への配慮を考えさせられるでしょう。今回は『インターステラー』のネタバレを含むあらすじや、登場人物について紹介するのでチェックしてみて下さい!
映画【インターステラー】とは
リアル志向の「クリストファー・ノーラン」監督作品
『インターステラー』を手掛けているのは、ハリウッドでヒット作を数多く生み出しているクリストファー・ノーラン監督が手掛けています。クリストファー・ノーランの作品と言えば、複雑なルールや時間操作であったり、緻密なストーリー設計が特徴と言えるでしょう。
また、クリストファー・ノーランの作品はCGなどをあえて使わず、実写で再現させます。実写で表すことにより現実味を帯び、視聴者もリアルを感じられるのです。
クリストファー・ノーランのこだわりが詰まった『インターステラー』は、一度見ただけでは理解できないことも出てくるでしょうが、何度見ても新たな発見がある画期的な作品となります!
理論物理学者の権威キップ・ソーン監修の映画
『インターステラー』は、理論物理学者の権威キップ・ソーンと、SF映画『コンタクト』のプロデューサーであるリンダ・オブストにより生み出されました。
また、当初の予定ではスティーブン・スピルバーグが監督を務めるはずでしたが、スティーブン・スピルバーグが降りてしまいます。そこで、当初から脚本家だったジョナサン・ノーランが、後任として兄のクリストファー・ノーランを推薦し、現在のチームを作りました。
『インターステラー』の元の制作に、理論物理学者の権威キップ・ソーンが携わっていたことで、現代物理学を組み込ませた緻密なストーリーを作り出すことができましたし、クリストファー・ノーランも監督として携わったことでリアルを追求したSF作品が出来上がったのでしょう。
【インターステラー】『ネタバレを含まない』簡単なあらすじ
次に『インターステラー』のネタバレを含まない簡単なあらすじを紹介します。異常気象が起こり世界的に餓死するまでの人類の危機の中、元宇宙飛行士で主人公のクーパーはアメリカが企てたラザロ計画に参加することになりました。
現在はトウモロコシ農家をしていたクーパーでしたが、NASAからの要請を受け人類滅亡の危機に立ち上がったのです。クーパーが参加するラザロ計画とは、宇宙で人類が住むことができる惑星を見つけて人類をその惑星に移住させると言うプランになります。
宇宙行を決心したクーパーは、宇宙行きを反対している娘のマーフィーに「必ず戻る」と約束し、アメリア博士とロミリー博士、ドイル博士と宇宙へ旅立つのでした。
【インターステラー】結末までの『ネタバレ』あらすじ
次に『インターステラー』のネタバレを含む詳しいあらすじを紹介します。既に『インターステラー』を観た方や、観ていないけどネタバレが気になる方はぜひチェックしてみましょう!
『ネタバレ』あらすじ①人類存亡の危機と宇宙への旅立ち
『インターステラー』の舞台は人類が餓死をしてしまう危機的状況にある近未来です。異常気象により雨が降らず、植物は枯れ、砂漠化している地球では、食料も手に入れることができない絶望的な状況にありました。
主人公で元宇宙飛行士のジョセフ・クーパーは現在トウモロコシ農家を営んでおり、義父と娘のマーフィー、息子のトムと暮らしています。ある日、触れてもいない本が本棚から勝手に落ちたことで、クーパーは重力を使ったメッセージであると気づきました。
その重力のメッセージはある場所を座標としていると考え、クーパーとマーフィーは座標となる場所に向かうことにしたのです。謎の施設に辿り着いた二人はいきなり何者かによって捕らえられてしまいました。目を覚ましたクーパーは、宇宙飛行士時代に共に働いていたブランド教授らがいることに気づきます。
謎の施設の正体は取り壊されたはずのNASAで、危機的状況の人類を救うために極秘のプロジェクトを行っていたのです。極秘のプロジェクト内容とは、土星の付近に現れたワームホールを通り別の銀河に人間が移住できる惑星を探す「ラザロ計画」と言うものでした。
突如現れたワームホールは「彼ら」と呼んでいる謎の生物が作ったとされており、現時点で3名の宇宙飛行士が移住できる惑星を発見しています。ブランド教授はその惑星が本当に人類が住むことができるのか確かめるチームのパイロットにクーパーをスカウトしました。
命の保証がないプロジェクトの参加に娘のマーフィーは反対します。本棚のメッセージはきっとSTAYを告げたかったのだと言い張りますが、クーパーはこのまま人類の危機を黙って見過ごすはできずに、スカウトを受け、マーフィーに「必ず戻る」と約束し宇宙へ向かいました。
『ネタバレ』あらすじ②最初に着いた水の惑星
クーパーはブランド教授の娘アメリアとニコライとドイルと共に宇宙に向かいます。機内の中には、人口AIを搭載したロボットのTARSと寡黙なCASEも乗っていました。
地球から出発して土星に到着する時間は2年かかる為、コールドスリープで眠り、例のワームホールに入る直前で起き、人類が居住できると言われる惑星へ着陸する計画です。無事、別の銀河に入ったクーパーたちは、既に来ていた宇宙飛行士たちが出した3つの信号の中で一番近い惑星から向かうことに決めました。
ところが一番近いとされていた惑星には複数の問題点があったのです。それはブラックホールの近くにあること、重力が非常に強いこと、なにより時間の経過がとてつもなく遅いことにありました。その惑星の1時間は地球の7年分の時間と等しかったのです。
様々な問題がありましたが、ひとまずその惑星に降り立つことにしました。ついてみると辺り一面海が広がっており、信号が出されていた場所へ向かいますが海しかありません。とにかく海しかない為、遠くに見える山を目指そうとしますが、山に見えたのは高層ビルほどの高さの津波だったのです。
クーパーはギリギリ船に逃げ込むことに成功しますが、一緒にいたドイルは津波にさらわれてしまいました。また、船に戻ると重力の研究ために残っていたニコライが老け込んでいたのです。クーパーたちにとっては数時間の出来事でしたが、実際は23年もの月日が経過していたのでした。
『ネタバレ』あらすじ③マン博士が待つ氷の惑星で知った真実
クーパーたちが2番目に向かった惑星はラザロ計画の先駆けと言われるマン博士が待つ氷の惑星です。氷の惑星に辿り着くと冷凍睡眠から起きたマン博士がプランBがあること、ブランド教授の裏切りを告げられました。
また、氷の惑星は人類が住めるような条件ではなく、一人で死ぬことを恐く感じたマン博士が人類移住可能と嘘のデーターを送っていたことも発覚し、マン博士はクーパーのエンデュランスを奪おうとします。
マン博士によって窒息寸前だったクーパーはアメリアによって助けられましたが、正気を失ってマン博士はレインジャーとエンデュランスを繋ぐのに失敗し死んでしまいました。
『ネタバレ』あらすじ④生き残ったクーパーとアメリアの決断
マン博士の一連の騒動でエンデュランスは燃料と酸素がほぼない状態になってしまいました。クーパーとアメリアはエンデュランスをブラックホールに接近させて重力ターンでエドマンズの惑星に行くことを思いつき決行します。
エンデュランスに残るアメリアにミッションを託し、レインジャー2号を切り離してランダーに乗せたTARSと一緒にクーパーはブラックホールへ落ちていったのです。ブラックホールへ落ちたクーパーとTARSは、五次元人の「彼ら」が作ったテサラクトへ到着しました。
一方アメリアは3つ目の惑星で、アメリアの恋人エドマンズが人類が移住可能と信号を送った惑星へ向かいます。辿り着くと、エドマンズは既に亡くなっており、アメリアは枯れのお墓を作りました。そして、静かにヘルメットを脱ぎ人類が移住可能な惑星を見つけたことを示したのです。
『ネタバレ』あらすじ⑤クーパーの帰還と旅立ち
クーパーたちは彼らが作った無数の立方体が折り重なった五次元の空間に辿り着きます。辺りを捜索していると、第五空間と娘のマーフィーの部屋が繋がっていることが判明したのです。
地球を出発したころのマーフィーの姿を見てSTAYとクーパーにメッセージを送りますが、結局過去を変えられませんでした。ところが、クーパーは過去を変えるために五次元に辿り着いたのではなく、未来を変えるために辿り着いたことに気がつきます。
するとクーパーはTARSが観測したブラックホールのデータをモールス信号に変えて、地宇宙へ飛び立つ時にマーフィーに渡したアナログ時計の針でメッセージを送りました。
大人のマーフィーが昔クーパーと住んでいた家に戻った時、幼い頃の本棚のメッセージが父親からのメッセージだったことに気がついたのです。そして、マーフィーはクーパーのモールス信号を解読し重力問題を解きました。
その瞬間、クーパーたちが居た五次元空間が閉ざされ、ワームホールを通過して土星付近へと放り出されたのです。気を失っていたクーパーが目覚めると、スペースコロニーの病室にいました。クーパーとTARSが土星付近に放り込まれた時に、偶然捜査していた宇宙船に運よく救出されたようです。
さらに、今いるスペースコロニーの名前はクーパーステーションと言い、マーフィーの功績を讃えてつけられたものだったことも発覚します。そして、クーパーは歳をとったマーフィーと再会したのです。他にも、マーフィーの娘、息子、孫たち大勢の家族がいる幸せな光景を目の当たりにしました。
年老いたマーフィーは、かつての必ず戻ると言う約束を守ってくれたクーパーとの再会に喜びながらも、自分の方が年齢を取っていること、自分の方が早く死ぬことはいけないと告げ、一人でエドマンズの惑星で調査しているアメリアの所に助けに行きなさいと言います。
マーフィーの言葉を受けクーパーは、壊れたTARSを直し、空気があり人類が生きていけるエドマンズの惑星へと旅立ったのでした。
【インターステラー】の主な登場人物
次に『インターステラー』に出てくる登場人物たちを紹介します。有名な豪華俳優人たちが出演する『インターステラー』の登場人物について、分かりやすいよう一人一人説明していくのでおさらいしていきましょう!
ジョセフ・クーパー/マシュー・マコノヒー
ジョセフ・クーパー役はマシュー・マコノヒーが演じています。クーパーは、元宇宙飛行士でラザロ計画に参加するまではトウモロコシ農家を営んでいました。娘のマーフィーと息子のトムのことを思い、人類の危機的状況を打破する為、ラザロ計画に参加したのです。
マーフィー・クーパー/ジェシカ・チャスティン
マーフィー・クーパーはジェシカ・チャスティンが演じています。マーフィーはクーパーの娘で、幼い頃から父親に憧れていたこともあり、自分も将来父のような科学者になりたいと考えていました。
クーパーのラザロ計画の参加を反対していましたが、クーパーが宇宙に旅立った後、ブランド教授に才能を認められブランド教授の元で勉強をしていたようです。
アメリア・ブランド/アン・ハサウェイ
アメリア・ブランド役はアン・ハサウェイが演じています。アメリアは科学者であるジョン・ブランド教授の娘で、クーパーと共にラザロ計画に参加しました。宇宙でクーパーと別れた後、宇宙船エンデュランス号に乗り3つ目の惑星に一人で向い、人類が移住できる惑星を発見することに成功します。
ジョン・ブランド教授/マイケル・ケイン
ジョン・ブランド教授はマイケル・ケインが演じています。ブランド教授は、NASAで働く有名な科学者で、クーパーの元上司です。NASAが閉鎖したと公では告げられていた時も、極秘で人類を危機から救うために研究を進めており、ラザロ計画の主導権を握っていました。
ヒュー・マン/マット・デイモン
ヒュー・マンはマット・デイモンが演じています。マン博士は、ラザロ計画で初めて人類が移住できる惑星を探しに行った宇宙飛行士でしたが、辿り着いたのは氷の惑星で人類が住めるような条件の惑星ではありませんでした。
【インターステラー】が「難しい」と言われるのはなぜか
次に『インターステラー』はなぜ難しいストーリーと言われているのか紹介していきます。『インターステラー』は宇宙の専門用語なども使用している為、一回の視聴ではストーリーを理解できにくいと言われているのです。他にも難しいとされている理由があるようなのでチェックしてみましょう。
ストーリーが進むにつれ登場人物の時間軸がずれてく
『インターステラー』では、クーパー、アメリアは地球に居る人間よりも加齢が遅くなっていました。理由は、クーパー、アメリアはワームホールに到着する2年の歳月をコールドスリープで過ごしています。
さらに、クーパーが降り立った1つ目の水の惑星での1時間は地球の7年分の時間を費やすため、そこで23年分の歳月を過ごしてしまいました。そして、マン博士のいざこざで燃料が底をつきそうになったクーパーとアメリアは別れを決断するまでに51年使っています。
その為、地球に戻ってきた頃には、25歳差だったクーパーとマーフィーの年齢差は、娘のマーフィーの方がクーパーよりも51歳年上になってしまった訳です。文章にして説明すると分かりやすいですが、ストーリーを見ているだけでは、中々理解しにくい設定でしょう。
【インターステラー】の隠された謎を『ネタバレ解説』
次に『インターステラー』に隠された謎をネタバレを含みながら紹介します。『インターステラー』はストーリーが難しい上に、ラストは完結しているような終わり方ではなく観終わった後に謎が残るのです。
既に『インターステラー』を観た方も、疑問に思われている点がいくつかあるのではないでしょうか。ここでは、その疑問点について掘り下げていくのでチェックしてみましょう!
謎①ストーリーに散りばめられた伏線とは
『インターステラー』は伏線が多い作品としても有名です。物語の序盤にマーフィーの部屋の本が勝手に本棚から落ちるシーンはわかりやすい伏線でしょう。本、砂埃、壊れた腕時計は後に後半のクーパーの行動と深く関わってくるのですが、クーパーのセリフにも伏線があるのです。
クーパーは本棚騒動の際マーフィーに「もっと踏み込め!」と助言しています。その助言があったからこそ数十年後マーフィーは重力について答えを導き出せたのかもしれません。
他にも、クーパーのセリフや物語の冒頭で話す老婆は娘のマーフィーであったり、ワームホールのなかでアメリアが時空の歪みに見惚れていたシーンにも伏線があるのでチェックしてみましょう。
謎②クーパーがなぜ助かったのか
一番視聴者が疑問点だと感じるのが、ブラックホールから放り出されたクーパーたちが運よく他の宇宙船がいるエリアまで放出されたシーンではないでしょうか。広大な宇宙でそんなに都合の良い話があるわけありません。
公式では言及されていませんが、一部のファンからは5次元人と言う未来人によって助けられたのではないかと言われています。
謎③ラザロ計画は成功した?
『インターステラー』の物語内ではラザロ計画は途中で終わっています。なぜなら、ラザロ計画の最終目標は人類が別の惑星に移住することだからです。人類が住める惑星は見つかりましたが、アメリアはまだ調査中で、クーパーもこれから調査に向かうところで物語はラストを迎えます。
しかし、人類が絶滅してしまうかもしれない絶望的な状況から、人類が移住できる惑星が見つかるところまでは進められたので、人類が別の惑星に移住できる未来もすぐそこにあるのでしょう。
謎④ラストで旅立ったクーパーはアメリアと再会できたのか
最後のマーフィーの言葉に、アメリアは遠い惑星でみんなが来るのを待っていると発言しています。しかし、クーパーとアメリアが再開するところまでは描かれていない為、果たしてアメリアとクーパーが無事再開できたのか不安に思われる方も多いでしょう。
物語にはラストまで描かれていませんが、命の危機を何度も乗り越え、ブラックホールの中からでさえ生還できたクーパーと、最後まで生き残ったアメリアなら無事再開できたのではないでしょうか。
【インターステラー】は難解でも何度も見たくなる映画
今回は『インターステラー』のネタバレを含まない簡単なあらすじや、ネタバレを含むあらすじ、難しいとされている理由などについて紹介しました。『インターステラー』は時間の歪みが生じている為、映像を見ているだけでは理解することが難しいかもしれません。
その為、何度も観れる作品ですし、一度で分かりたい方は、観る前にこの記事のような解説記事を見ると分かりやすいでしょう。SFだけではなく、親子愛や宇宙のスリル、地球環境についても考えさせられる内容となっているので、気になる方は観てみましょう!
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