北海道では友人宅のある札幌を拠点に市内や小樽、旭川などを観光。滞在中も自炊できたから外食の頻度もおさえられ、食費も思ったほどかからなかったといいます。

「名物の味噌ラーメンやスープカレーは安いので食べに行きましたけど、お店だと値が張るカニやジンギスカンはスーパーで安く売っていたので、家で調理して食べました。

 家計的に助かるのはもちろん、自分たちしかいないからゆっくり羽を伸ばせるし、食べた後に寒い中、歩く必要もなかったので結果的に大正解。つい食べすぎちゃったせいか体重が2キロほど増えてしまい、元に戻すのが大変でしたけど(苦笑)」

感謝の意味を込めて友人夫婦に旅行券をプレゼント

宿泊代ゼロで北海道旅行できた、知人からのありがた~い申し出とは?
(画像=『女子SPA!』より引用)

旭川(冬の旭川駅)

 それでも旅行できたことには大満足。しかし、いくら宿泊費が0円で済んだといえ、夫の友人宅に滞在中は電気やガス、水道のほか、ストーブ用の灯油も使っています。そこでお礼としてある程度お金を包もうとしますが、相手は「友達からお金はもらえない」と断られてしまったそう。

 ですが、ここまでしてもらって何もお返しをしないのは申し訳ないと考え、夫婦で相談して3万円分の旅行商品券を贈ることにしたそうです。

「いくら友達だからといっても光熱費分くらいはこちらで負担するべきですし、私も夫もそこまで甘えられませんよ。それに純粋にお礼をしたいという気持ちもあり、この方も旅行好きと聞いていたため、旅行券なら素直に受け取ってくれるんじゃないかと2人で話し合ってきめました」

 現在は年末年始も育児に追われて休むヒマがなく、「後にも先にもあんなに楽しく、同時にのんびりできた正月休みはあのときくらいだけ」と話す貴代さん。彼女にとっても忘れられない思い出になったようです。

―お金まわりの悲喜こもごも―

<文/トシタカマサ イラスト/カツオ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 トシタカマサ 一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

提供・女子SPA!



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