米アップル社が、オードリー・ヘップバーンの伝記作品のプロジェクトをスタートさせるようだ。

監督をつとめるのは、2018年の映画『君の名前で僕を呼んで』などで知られるルカ・グァダニーノで、『キャロル』(2012)や『ドラゴン・タトゥーの女』(2016)でアカデミー賞にノミネートしたルーニー・マーラが、オードリー・ヘップバーンを演じる。脚本はHBOのドラマ「VINYL-ヴァイナル-」などのマイケル・ミトニックが担当し、製作はアップルスタジオが行う。

Deadlineが報じたところによると、ルーニー・マーラはこの作品のプロデュースも行っているという。マーラはこれまでにドキュメンタリー映画『The End of Medicine(原題)』や『エマニュエル・アンド・ザ・トゥルース・アバウト・フィッシズ』などもプロデュースしており、これが3作品目となる。

オードリー・ヘップバーンは、1929年、ベルギーのブリュッセルに誕生。第二次世界大戦中はオランダで過ごした。イギリス名の使用が危険とされていた当時、ヘップバーンは「エッダ・ファン・ヘームストラ」という名を名乗っていたとされている。5歳ごろからバレエを習いはじめたヘップバーンはその後、ロンドンのウエスト・エンドで舞台に立った経験も持つ。