マッチングアプリのチャット上でのトークが盛り上がると、そろそろ婚活地獄から抜け出せるのではと期待してしまうことも多いもの。でも、ときにはチャットと実際に話したときの人柄がまったく違い、がっかりしてしまうケースもあります。

 今回は、そんな体験をしたという田中ひとみさん(仮名・33歳)にドン引きエピソードを聞きました。

バツイチの傷を理解してくれた男性にキュン

オンラインデートで彼がしてきた“キモい質問”。会う前から“体の相性”の話!?
(画像=『女子SPA!』より引用)

※イメージです(以下、同じ)

 ひとみさんは3年前、夫の浮気が原因で離婚。子どもはいなかったものの、バツイチとなったことに負い目のようなものを感じ、しばらく新しい出会いに前向きになることができませんでした。

 しかし、孤独感から日に日に元気がなくなっていくひとみさんを見かねた友人の勧めにより、マッチングアプリを利用するように。自分が思っていたよりも、バツイチであることを優しく受け止めてくれる男性が多いことを知り、心が軽くなりました。

 そんな中、ときめいたのが5つ年上の男性でした。彼は20代の頃、彼女が精神病院に入院し、相手の両親から「別れてほしい」と言われ、婚期を逃してしまったと話してくれました。とはいえ、元カノのことを引きずっている様子はなく、出会いや結婚には前向き。

「結婚歴はないけれど、誰かと別れる痛みは分かるから、ゆっくり仲良くなれたら嬉しいです」

 そのメッセージを見て、ひとみさんの胸は久しぶりに高鳴りました。

「離婚してから、ずっとひとりで頑張らないといけないと思ってきたから、優しい言葉をかけてくれて自分と距離を縮めたいと思ってくれる人がいることが嬉しかったです」

会っていないのに結婚に前向きすぎる彼にモヤモヤ

オンラインデートで彼がしてきた“キモい質問”。会う前から“体の相性”の話!?
(画像=『女子SPA!』より引用)

2人はやがて、日常の出来事を報告し合う仲に。すると、彼はまだ会ってもいないのに結婚の話を頻繁にしてくるようになりました。

「私は自分の実家の敷地内に前の夫と家を建ててしまったので、引っ越すことができません。しかも、彼と私の家は遠くて、もし一緒になるなら必然的に彼が引っ越さないといけなくて」

 彼はそうした事情を鑑みたのか、「そっちに転職するなら年齢的に早いほうがいいから1年後くらいには結婚したい」とひとみさんに宣言。それを機に彼からは毎日、結婚や結婚後に関するメッセージが送られてくるようになりました。

 子どもは2人ほしい、夢だった小さなロッジを結婚後に建てたい、自分の両親の面倒も見たいなど、トークに記される具体的な目標を目にするたび、ひとみさんは困惑してしまいます。

「一度も会っていないのに、将来のことはまだ決められないと思いました。でも、たしかに仕事に対する彼の不安も分かったので、とりあえず一度会ってみることにしました」