見学ポイントその3:聖母子像は隠されている
ギリシア正教の中心として栄えたアヤソフィアはビザンツ建築の最高傑作ともいわれており、キリスト教を連想させるビザンツ美術の傑作が至るところにみられます。しかし、礼拝の場の天井にある聖母子像は白いカーテンで覆われており、キリスト教の聖堂として建設されたことを思わせないような配慮がされています。
見学ポイントその4:黄金のモザイク画は必見
礼拝の場の天井にある聖母子像は隠されていますが、入り口付近の天井部にある黄金のモザイク画は隠されておらず、そのままの姿を見ることができます。
皇帝の門の天井部にあるモザイク画は9世紀後半から10世紀のものと考えられています。レオ6世もしくはその息子のコンスタンティノス7世が、玉座に腰掛けるキリストに頭を下げている場面が描かれています。
また南西の入り口の天井部には、幼いキリストを抱く聖母に、コンスタンティノープルの街の図を捧げるコンスタンティノスと、アヤソフィアのモデルを捧げるユスティニアヌスが描かれたモザイク画があります。ビザンツ帝国時代の芸術のレベルの高さを、ぜひこれらのモザイク画から感じ取ってみてください。
おわりに
モスク化され、さらに長年に渡る工事が終了したため、博物館時代とは雰囲気がガラッと変わったアヤソフィアですが、この街が歩んできた長い歴史を象徴する建物であることには変わりありません。モスクならではの注意点を踏まえながら、ぜひアヤソフィアを訪れてみてください。
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