「家族のご飯を作ってきたから慣れたレシピなら段取りバッチリ!これってお金にならないかな」
「掃除や整理整頓は苦手だけど、料理は大好き♪」
という方から注目を集めている、料理代行のお仕事。
料理代行をお願いしたい人はとてもたくさんいます。たとえば共働き家庭、独身会社員、ワンオペ子育て中のママ、介護中の家庭からも…引く手あまたのお仕事です!
そこで今回は、料理代行に興味をお持ちの方のため
・料理代行のお仕事内容は?
・やりがいと雇用条件
・料理代行のお仕事の探し方
の3つをご紹介します!
料理代行のお仕事内容とは?
料理代行のお仕事で一番想像しやすいのは、最近流行りの家事代行サービスではないでしょうか。
家事代行というと掃除・整理整頓をするイメージが強いかもしれませんが、調理だけを請け負う仕事も存在します。
料理代行でも、買い物代行、調理代行、つくりおきなど利用者のニーズによって仕事内容はさまざまです。
代表的なお仕事をご紹介していきましょう!
•献立・メニュー作成
利用者さんの家に訪問して調理をする前に、何を作るかの打ち合わせをします。利用者さんの希望や好み、苦手なものやアレルギー食材、予算などを聞いて献立を組み立てていきます。
子どもがいる家庭では子どもが好みそうな優しい味付けのおかず、高齢者がいる家庭では柔らかく食べやすいおかずなど、家庭によって求められる料理もさまざまです。
また、糖質制限をしているので糖質を控えた食事を作ってほしい、野菜を食べたいので野菜中心のメニューにしてほしい、などのリクエストを受けることも。
何人分を作るか、作り置きおかずを依頼された場合は何日分の希望があるか、などもヒアリングして準備をします。
基本的にはどこの家にもある材料や調味料で作れるメニューが喜ばれます。
•買い物代行
忙しい家庭からは食材の準備から依頼されるケースもあります。食材の購入は基本的に「依頼者の代わりにお買い物をする」こと。
依頼者の家の近所だったり、1人で持ち切れる範囲の量で購入することになっていたり、食材購入費は別途実費で受け取るなど、ルールが決められていることが多いので安心です。
打ち合わせ時に確認していたレシピを作るための材料が近くのお店で売っていなかった場合、食材や調味料を変更するなど臨機応変な対応が求められる場合もあります。
•調理代行
利用者さんと打ち合わせをした献立・メニューにそって、利用者さんの家で料理を作ります。調理器具は基本的に利用者さんの家にあるものを使うので、フライヤーや蒸し器などがない家もあります。
契約時間内に下ごしらえから調理、あと片付けまで済ませるため、段取りはとっても大切!になります。
加熱は自分でやるので…と下ごしらえだけ依頼されることもあります。
•つくりおき
また、数日分のおかずの作り置きを依頼されるケースも増えているようです。作り置きの場合、何日分あるといいかを事前に確認しておきましょう。
また、作った料理は保存方法や食べ方などを依頼者に伝えておく必要があります。
料理代行を依頼する人はどんな人でしょうか?
・仕事が忙しくてなかなか食事を用意できない単身者や単身赴任中の人
・共働きで時間に余裕がない夫婦
・乳幼児を育てていて家族の料理を作る余裕がない人
・入浴や排せつなどの介護に忙しく、食事作りに手が回らない人
・コンビニ食や外食が多く、野菜や魚など健康に気を遣いたい人
・毎日献立を考えたり料理をしているのでたまには休みたい人
・子どもの食育のために家庭で作らない料理を食べさせてあげたい人
・デコ弁当を作ってあげたいので頼みたい人
・ホームパーティーの料理を作ってほしい人
など、特に時間や精神的な余裕がない=代わりに料理を作ってほしい!という人からの依頼が多くあります。
そのため、利用者の希望に応じて自宅の鍵を預かることもあります(鍵の預かりを行っていない家事代行業者もあります)。勤務先のルールを確認するようにしましょう。
また、調理後には皿洗いや片付けもセットで行います。
料理だけの時間配分といかないところが、仕事として料理をする人の腕の見せ所にもなります。
料理代行のメリット・デメリット、やりがいは?体験談を紹介
料理代行というと、料理に関する資格を持っていたり、調理の仕事をしたことがあるかどうかが重視されたりするのでは?と思う方も多いのではないでしょうか。
実際、調理経験や資格を活かして仕事をしている人もいますが、家族の料理を切り盛りしてきた主婦スタッフさんもたくさん働いています。
ここでは、実際に働いている方の声をふまえて、メリット・デメリットをご紹介します。
•料理代行のメリット
・空いている日に短時間で仕事をすることができる・日ごろの家事スキルでお給料が得られる
・マイペースに仕事ができる
•料理代行のデメリット
・基本的には立ち仕事!・依頼人の希望に合わせて働くため、仕事が入る曜日・時間が希望に合いづらいことも
・アレルギーや苦手なモノなど配慮が必要
料理代行のお仕事のメリットは、マイペースで働けること、達成感が得られること、キャリアになること!
一方、デメリットは立ち仕事なので体力が必要、好みがあるので依頼者さんとの事前コミュニケーションが重要ということのようです。
調理代行の仕事はシニア世代もたくさん働いており、「慣れ」次第で体力はカバーできる!との意見もありました。
料理代行のお仕事、どんなところでできる?
料理代行のお仕事がイメージできてきたところで、どんなところで働くことができるのでしょうか?
個人のフリーランスとして「料理代行承ります!」とブログやSNSを活用して仕事をする手もありますが、やっぱり安定してお仕事にしていきたいなら家事代行会社に所属して働くことがおすすめです。
老舗企業ならネームバリューが期待できますし、大手企業は働き先が多かったり独自の研修スキルを持っていたりします。
小規模企業では人手不足のため、斡旋してもらえる仕事の量が多い傾向もあるようです。
ここでは、料理代行を頼みたい人から人気のサービスをいくつかご紹介します。
•CaSy(カジー)
定期利用で1時間当たり2,409円~、スポット利用で1時間当たり2,750円~など低価格で依頼を受けています。登録後のフィードバックシステムがあり、登録後もフォローを受けながら仕事をすることができます。
•Bears(ベアーズ)
定期契約が依頼の9割、2017年には「家事支援サービス認証」も取得しています。丁寧なスタッフ教育の徹底、栄養バランスや衛生管理などの料理研修があり、未経験からでも家事スキルを身に着けてから仕事をスタートさせることができる魅力があります。
•ミニメイドサービス
継続率96%と圧倒的な顧客満足度を誇ります。専属の管理栄養士により考えられたレシピを提供するので安心♪料理以外にも、スタッフの90%以上が家事関連の資格を持っているそう!
料理や掃除に関する資格をとったから仕事にしたい、と考えている人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
•ダスキン メリーメイドサービス
掃除、洗濯、料理、買い物代行など様々な「家事」を受けている家事代行の総合会社。北海道~沖縄まで47都道府県に店舗があるので、首都圏以外で仕事を探したい…という方でも仕事先が見つかりやすいのではないでしょうか。
•マエストロサービス
カロリーや血糖値、血圧などが気になる方向けに生活習慣病対策プランや、作り置きプラン、パーティプランなどいくつかプランパックを提供しています。スタッフのランク分けがされているので、ランクアップ=スキルアップを目標にできるのもポイント。せっかく仕事をするならレベルアップしたい!と考えている方は検討してみてはいかがでしょう?
ダスキン メリーメイドサービスのように全国47都道府県でサービス展開をしているところもあれば、首都圏はじめ大都市のみでサービス展開をしている企業もあります。
まずは上記からお仕事を見て、時給やサービスの相場を確認してみてください。
もしお近くで募集が見つからなければ、この記事の末尾に家事代行のお仕事一覧を掲載しているのでそちらも見てみてください。地元の企業が求人募集を行っているかもしれません!
まとめ
お料理好きさんが知識や経験を活かして仕事にできる、料理代行。
主婦として、日々当たり前にしていることが、キャリアとなって強みにすることができます。
逆に、主婦として家庭で取り入れられる技が身につくことも人気のポイントです。
また、共働き世帯が増えていたり、高齢者の単身世帯が増えているため、料理だけでも誰かにお願いしたいと考える家庭はとても増えています。
料理だけでもあなたが代わりに作ることで、依頼者の時間・精神的な余裕ができ、自分や家族との時間をもつことができるようになります。
需要も高く、必要とされるお仕事だからこそ、やりがいをもって長く働くことができるのではないでしょうか。
料理代行は個人事業主として働くことも可能です。
”定年がなく、いくつになっても続けられる仕事”として今後も注目が高まっていくでしょう。
提供・しゅふJOBナビ
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