弘法山(こうぼうやま)へ
この広場からは、馬場道(ばばみち)と呼ばれる道を下っていきます。その昔、近所の人々が、競馬を楽しんだことが名前の由来になっているそう。
この馬場道が非常に良く整備されています。また、この道沿いにはちょいちょいチップトイレがあるので、ことさら整備が行き届いているなぁという印象があります。
大部分が舗装レベルで整備された道なので、ハイキングというのを忘れそうですが、またまたあっという間に(筆者体感で15分くらい)で、弘法山(こうぼうやま)の山頂到着!
弘法大師と弘法山
さてさて、山の名前が「弘法山」ですので、多くの方は察しがついているかもしれません。その名の通り、弘法大師に関連のある山です。
ちょっと面白いお話が残っています。
その昔、弘法大師がこの山で修業していました。付近の住民たちは、弘法大師が修業するために、山の上に小屋をたてました。その恩返しか、弘法大師は村に起こる火事を予言し、そのことを事前に住民に教えてあげました。そして予言が的中し、火事が起こりました。住民は弘法大師に感謝をして、この山を弘法山と名付けました・・・というストーリーだと美しいのですが、そういう流れにならないのが人間の面白いところ。
予言した弘法大師の力を疑い、「火をつけたのは弘法大師ではないのか?」と住民たちは思い始め、弘法大師を追い出そうとします。そこで再び弘法大師が予言をします。しかし今度は、人間の力で意図して起こすことができない天災が起こります。さすがにこれは予言であると認めた住民たちは、これ以降は弘法大師を尊敬し、この山を「弘法山」と呼ぶようになりました。
吾妻山(あづまやま)
弘法山公園は、浅間山、権現山、弘法山の3つの山が含まれています。弘法山公園からは外れますが、ハイキングではこの吾妻山(あづまやま)もコースの一部。
これまで整備されていた公園でしたが、吾妻山はこれぞハイキングという感じです。弘法山公園が整備されすぎて物足りないなぁという気持ちを満たしてくれつつも、全体的にゆるやかな道なので、気軽にハイキングできます。
弘法の里湯(こうぼうのさとゆ)で汗を流す
小一時間ほど、吾妻山の登山道を下ると、急に一般道が。このコースの最大の魅力ともいえる温泉地は、下山後なんと・・・
5分程度で到着。ハイキングコース出てすぐ温泉地といえるこの立地。最高ではないでしょうか。その中でもハイカーがよく利用するのが、ここ弘法の里湯(こうぼうのさとゆ)。
公営の日帰り温泉です。ハイカーの利用が多いためか
- 大型ザック置き場が、脱衣スペースとは別に用意されている。
- 登山用品で有名なmont-bell会員の場合、入浴料が割引される。
といった配慮やサービスもあります。入浴後は、大休憩所もあるので、ノンビリすることもできますよ。次のお休みの行き先の候補としていかがでしょうか。
平日 1日1,000円(市内在住・在勤の人は800円)、2時間800円(市内在住・在勤の人は600円)
土・日・祝日 2時間1,000円(市内外共通)
提供・トリップノート
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